佐々木夫妻の仁義なき戦い

脚本/森下佳子
出演/稲垣吾郎、小雪、藤田まこと、西村雅彦、酒井若菜
小出恵介、古田新太、江波杏子、桜井幸子、山本耕史

http://www.tbs.co.jp/sasaki-fusai/

第6話 禁断のキスが招く悲劇…涙の結末

吉田紗枝から10年に渡る遺産調停問題と父親・庄助の安楽死
問題で相談に乗っていた法倫。別れ際に紗枝からのアプローチ
で思わず路上でキスしてしまう。偶然に通りかかった律子
には奇跡的に決定的な現場を見られなかったが、更に偶然通り
かかる猪木にそのシーンを見られてしまう。
法倫は律子に今日のアリバイを聞かれたらどうしようかと迷い
断片的な真実を語ることでその場を乗りきることを考える。

冒頭の難局を見事切り抜け仲の良い夫婦を演じるも、展開が
進むに従い法倫が隠していた紗枝との関係が徐々にボディブロー
の様に利き始め、ついには律子が爆発してしまう。

ドラマを見ている限りでは、法倫が律子に蹴り飛ばされて
いたけど、あの時点では特に蹴られる程の落ち度はなかった様に
見える。勿論キスした場面が見られていたというのならば話し
は別なのだが、この部分は最後に分かるわけだからね。

キスに関しても自分から望んだものではなかったし、ドラマの
中では極めてクライアントと代理人の関係を保っていたのでは
無いか?

秘密にしていた時計の件でぶち切れたのか、断片過ぎる事実の
開示の姑息さに切れたのか、律子が手紙を隠したことの方が
よっぽど大人げなく見える。
律子側にも語っていない事実は多いだろうに、法倫ばかりに
詮索の目が及ぶのはちょっと不自然だ。

吉田家の三姉妹の関係はとても良くできた話しだった。
梅子の態度にかなり不審さを感じていたけど、実は彼女が被害者
だったなんて驚き。しかもこの吉田家、長女・松子(六車奈々)
次女・竹子(深田あき)、三女・梅子(井村空美)、全員美形だから
困ったものです。

梅子の勤めるクラブに潜入するときの小雪さんの衣裳も素晴ら
しいものが有った。

guest
根岸季衣、田中好子、六車奈々、深田あき、井村空美
天野浩成、蝶野正洋、野村信次、古本新乃輔、横塚真之介
井上浩、小高三良、荒井眞理子、中嶋沙紀

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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