佐々木夫妻の仁義なき戦い

脚本/森下佳子
出演/稲垣吾郎、小雪、藤田まこと、西村雅彦、酒井若菜
小出恵介、古田新太、江波杏子、桜井幸子、山本耕史

http://www.tbs.co.jp/sasaki-fusai/

第8話 出産せまる!!明日という新しい命

離婚調停の場で、「もう一度チャンスを」という法倫の言葉に
感動して再びやり直す事にした律子。これからもよろしくと
手を差し出す律子だが、法倫はそれを拒否する。しかし次の瞬間
冗談だとして、手を握り合う。
それからの法倫は異常な程の気配りで律子の様子を見守る。
律子が担当している仕事上のクライアントも法倫が一挙に引き
受け、子育てに良いとされる事を全て行う。
そんな幸せの日々を送っていたある日、法倫の母親と共に喫茶店
へと赴く律子は、喫茶店の女性を見て不自然な態度を見せる。
何かがおかしいと感じた律子は、喫茶店の女性に何があったのか
を尋ねてみる。すると驚くべき真実が明らかになる。

お互いにその場の雰囲気や感情に流されない意志の強さみたい
なのが現れた話しだった。
それだけお互いに秘めている自分たちの正義を信じている証拠
なのかもしれない。
しかしドラマを見ていると、そんな正義を貫いているのか
それとも子供のために自分を犠牲にして家族の形を取ろうとして
いるのか判断として難しい話しになった。

周りにいる人物は、みんな二人を結びつけようとして努力する。
自分たちの取る決断は間違いであるかのように不安な気持ち
にさせるような存在ですら有った。

例え最初は許せない存在であっても、半年間二人で過ごしてきて
何事もなく幸せな家族になろうという気にならなかったのかと
いう小川のセリフは、二人の関係の核心的なところを付く言葉
でも有る。

しかし普段は滅多なことで動かない警察も、弁護士相手だと
動かざるを得ないのか。あのタイミングの良さはまさにドラマ
だ。

他人に吹き込まれた言葉でこれだけ心が揺れ動き、自分の旦那
が信じられなくなるのならば、関係としてはもう終わっているの
だろうね。

桜庭が法倫を味方している姿が印象的。
こういう時にこそ法倫の側に付くのか、律子の側に付くのか
その辺の駆け引きが面白いね。

guest
銀粉蝶、武藤敬司、野元学二、松本じゅん、井上佳子、津田聖子
伊藤昌一、木村優介、岡崎宏、中嶋玲、高橋佑輔

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system