ザ・クイズショウ 2008 ORIGIN
(2008年・土曜日24:55枠)

企画・原案:森谷雄
脚本:及川拓郎、戸次重幸、蓬莱竜太
プロデュース:池田健司、森谷雄


第12話 EPISODE 7-II

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健吾が解答者席に座るが、健吾は田崎が時間稼ぎをして懺悔
する時間を減らしているだけだと考える。しかし田崎はドリー
ムチャンスに答えられればきちんと夢は叶えるという。

5問目は、これまで解答者席に座った人物たちが山之辺から奪
ったものは何か?という問題。
美雪が自殺した前日、田崎とデートし幸せだったハズの美雪。
しかしあの日は健吾の誕生日でもあった。
健吾はわんわん探偵社に連絡し、姉の一日を尾行して欲しいと
依頼する。誕生日は幼いときから二人で過ごすことになってい
るという健吾。決まりを破ってはいけないという。

探偵社の探偵はその日一日、美雪と10分以上接触していた人物
をリストアップする。するとそれらの人物は全て解答者席に
座ったことのある人物だった。
姉さんと時間を共有したなんて有り得ない。時間を奪ったとし
て健吾は妙な嫉妬心を抱く。
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やっぱり健吾と美雪って完全な姉弟という形ではなかったのね。
ただ異父姉弟だから血の繋がりが無いわけではない。

美雪が自殺したあの日有った出来事は、これまで語られていた
事実とは全く逆の展開であり、とてもサプライズとして描かれた。

ドラマとしての問題は、健吾は一緒に時間を共有するだけで
満足できるモノなのかという点だ。これだけ姉に対する執着
した態度を見ると、愛を受けずに育ったためにかなりの歪な形
で愛が形成されてしまっ感じた。

ここまでくれば自ずとドリームチャンスの問題の答えも分かって
くる。

しかしドラマでは最後の最後までサプライズを忘れていなかった。
銀河テレビの案内人が探偵だったという事実も面白く写る。

美雪から残されていた手紙に真実が書かれている。
この手紙がなければ健吾もただの獣としてしか描かれて居なかっ
たが、美雪も受け入れていたという事実は有る意味倫理的には
微妙だが、面白い形で締めくくったと思う。

田崎徹 …… 片桐仁 (司会者)
山之辺健吾 …… 戸次重幸 (番組プロデューサ)
銀河テレビの案内人 …… 中村靖日 (案内人)
美雪 …… 霧島れいか (田崎の恋人)
松坂 …… 津村知与志 (番組ディレクター)

牧村涼子 …… 堀内敬子 (幸三の娘。元銀河テレビ職員)
牧村幸三 …… 山田明郷 (銀河テレビの社長)

伊藤麻実子、青木綾平、粟生陸未

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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