深夜食堂
(2009年10月期・TBS)
第1シリーズは、2009年10月度の月間ギャラクシー賞および第47回
ギャラクシー賞でテレビ部門選奨受賞。
原作 - 安倍夜郎「深夜食堂」
脚本 - 真辺克彦、向井康介、及川拓郎、和田清人、荒井晴彦(第
2シリーズ)
監督 - 松岡錠司、山下敦弘、及川拓郎、登坂琢磨、小林聖太郎(
第2シリーズ)
企画 - 遠藤日登思、日高英雄
プロデューサー - 森谷雄、登坂琢磨
音楽 - NARASAKI
主題歌 - MAGIC PARTY「Believe in Paradise」
オープニング曲 - 鈴木常吉「思ひ出」
挿入歌 - 鈴木常吉「お茶碗」「疫病の神」「石」「父のワルツ」





第7話 タマゴサンド
--------------------------------------------------------
豚汁定食を注文する女性・藍川リサ
芸能界で成功を夢見てコンビニでアルバイトしながら、地味に
活動していた。マスターに許可を貰い、この日の夕食をblogに
掲載する為に写真を撮る。マスターからは店の宣伝にならない
ように掲載して欲しいと言われる。

そんな中、朝5時15分頃、男性客・
中島が現れる。
男はパンを持ち込みし、これで卵サンドを作って欲しいとマス
ターに頼む。リサは中島のサンドイッチを見ていると、中島が
声を掛け、良かったら食べてと告げる。それがきっかけで二人
は知り合いになる。

お茶漬けシスターズはお見合いパーティーに行くも不発。
三人で店に来て愚痴を語る。パーティーの男はせこくて自慢ば
かりだとして、所詮は余り物の男性だと告げる。

一週間後、リサは一人でやってくるとパンを持参し、タマゴサ
ンドを注文する。中島と初めて会ったときにタマゴサンドを
貰ったらその日にグラビアの仕事が来た事をマスターに告げる。
リサは中島は何をしている人なのかと尋ねると、もうすぐ本人
が来るという。彼は苦学生で新聞屋に住み込みながら大学に
通っており、休みの日には食パンを持ってくるのだと聞く。

--------------------------------------------------------

タマゴサンドがきっかけでリサと中島は仲良くなる。
リサはアイドルを志望する女性であり、中島は親の借金から
働きながら大学に通う苦学生だった。店で仲良くする二人を
常連客も暖かく見守っていくが・・・

アイドルとか著名人ネタが多いな。
それだけひっそりと佇んでいるこの店は、著名人にとっては
都合の良い料理店って事になるのだろうか。

将来が見えない苦学生と人気が出始めたアイドルの立場の違い
から男性側が関係成就を臆してしまう物語。

金に苦労する中島の中で、金に対して偏見やら先入観やら
階級意識、上下関係を感じてしまったことで、その中に愛は
存在する物のどうしても男性側の決断に問題が生じてしまう。

ただ見ていると住む世界は確かに違いすぎており、どちらも
時間が無くて、いずれ消滅してしまいそうな関係性ではある。

マスターがリサに対して中島を薦めてくれた事は良かったし、
上手く行かない状況の中、きっちりとお別れ出来た事でも
有る程度の気持ちの踏ん切りはつくものが有るのかも知れない。

自分が本気で惚れた女を安く見るものではないというマスター
の言葉がドラマを一気に引き締めた感じだね。

マスター / 語り手 - 小林薫

金本 - 金子清文
小道 - 宇野祥平
忠さん - 不破万作
めしやの客 - 菅原由理子、飯田隆裕
カタギリ - オダギリジョー
八郎 - 中山祐一朗


中島 - 田中圭 (苦学生)
藍川リサ - 村川絵梨 (アイドル)
大学生 - 和田成正
リサのマネージャー - 吉永秀平
プロデューサー - 山本剛史


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system