深夜食堂 (2009年10月期・TBS) 第1シリーズは、2009年10月度の月間ギャラクシー賞および第47回 ギャラクシー賞でテレビ部門選奨受賞。 原作 - 安倍夜郎「深夜食堂」 脚本 - 真辺克彦、向井康介、及川拓郎、和田清人、荒井晴彦（第 2シリーズ） 監督 - 松岡錠司、山下敦弘、及川拓郎、登坂琢磨、小林聖太郎（ 第2シリーズ） 企画 - 遠藤日登思、日高英雄 プロデューサー - 森谷雄、登坂琢磨 音楽 - NARASAKI 主題歌 - MAGIC PARTY「Believe in Paradise」 オープニング曲 - 鈴木常吉「思ひ出」 挿入歌 - 鈴木常吉「お茶碗」「疫病の神」「石」「父のワルツ」

第10話 ラーメン
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高架橋の下では占い師が多く店を開いている。
カタギリも手相を見てもらうと、昔随分人を殺めていると
言われる。千年前に和歌山の熊野辺りで活動していた事を聞く
と占い師から、自分の心を探しに行くのか?と問われる。

一方ゲンもまた手相を見てもらう。
すると悪い方向に導かれているとし、変えられるのは自分自身
である事を言われる。
ゲンはその足でめしやに行くとラーメンを注文する。
マスターから海苔を切らしている事を言われ、次はちゃんと
のっけてやるからと告げられる。しかしマスターは帰る間際の
ゲンの不安げな顔が気になっていた。

その夜、ゲンはかつて兄貴の剣崎が敵対する組織にやられた
事を受け、復讐のために相手の若頭を襲撃したのである。
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兄貴を敵対する組織に襲われたゲンが、ある時一人で店に
やってきたかと思うと、ラーメンを注文し、その夜敵対する
組織の若頭を襲うことになる。ゲンは逃げまくるが、兄貴分
に迷惑を掛けていることを知り、最後のラーメンを食べて自首
していく。

子供のネタはちょっと要らなかった様な感じもする。
寧ろラーメンに対する拘りを子供のエピソードと連結するより
もゲイ自身が拘っている状況を是非とも描いて欲しかった。

今まで謎の存在だったカタギリとマスターの絡みも描かれ、
今後のエピソードの繋ぎとして存在する。もちろんこのまま
含みを持たせて終わるのでも十分良い味が出ているし、
マスターの傷に込められた過去のエピソードというものを
是非とも聞きたい感じがする。

義理人情に厚いゲンと剣崎の関係性というものも、なかなか
興味深く描かれていたかな。