ねこばん (2010年10月期・金曜21時枠・テレ玉) 製作総指揮：吉田尚剛 企画：永森裕二 脚本：有馬顕、高橋悠、芦塚慎太郎 音楽：sanpachi（studio8） プロデューサー：飯塚達介、森角威之 「TickTack」　歌：nico（小林元子&小澤瑞季） 「ふたりぼっち」　歌：廣坂愛 http://nekoban.net/tv/index.html

第3話 実のところ、猫に猫なで声はいらない。
--------------------------------------------------------
勲は嫁いでいった娘の部屋を眺め、そして結婚式の写真を眺め
ながら物思いに耽る。結婚式の時に娘は今まで育てて貰った
事への感謝の手紙を父・勲に渡すことがなかったのである。
勲は今更ながらもどんな形であれ言って欲しかったと考える。

勲は庭に遊びに来る親子の猫の子供の名を、自分の娘と同じく
サトミと名付ける。親の猫については・・・自分の名前を付ける
事は出来なかった。
そんなサトミが突然娘の部屋へと入っていく。
勲は今まで一度も入ったことの無かった娘の部屋へと侵入して
いく。
--------------------------------------------------------

これまでの内容に比べれば分かりやすい話だった。

親子猫の話をそのまま自分たちの親子関係になぞる辺り、
父親の心情も分かりやすい物だったしね。

遠くから見ているだけの不器用な父親の姿。
そんな親の態度に対して娘は理解を示しているのか否や。

もっと高いところに行きたいと言うことで二階に上がっていっ
たけれど、空間的な高さばかりを指摘して居なさそうだし
短いドラマの中でも色々と想像して楽しむことが出来る。

嫁いで尚、娘の部屋に入るかどうか律儀に悩んでいるところが
この親の性格を表しているかな。