ねこばん
(2010年10月期・金曜21時枠・テレ玉)

製作総指揮:吉田尚剛
企画:永森裕二
脚本:有馬顕、高橋悠、芦塚慎太郎
音楽:sanpachi(studio8)
プロデューサー:飯塚達介、森角威之

「TickTack」 歌:nico(小林元子&小澤瑞季)
「ふたりぼっち」 歌:廣坂愛

http://nekoban.net/tv/index.html



第12話 幸福は猫に似ている。いつの間にか膝の上にいる。
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勲はタンスの隙間を押して、隙間を埋めようとする。
勲は現在60歳。鉄道会社に勤めて42年、退職して4ヶ月目。
無遅刻無欠勤で家や家族のことを守ってきたつもりだった。
しかしいざ定年して家での生活が増えると、電球一つ何処に
有るのか分からない状態だった。私は知らないことばかり・・・
家のことだけでなく、妻子のことも、そして隙間の事も。
最初はネコとも距離を取ってきたが今では無くてはならない存在
となっている。しかし今日だけはそんなネコに構っていられ
ないという。
昨日娘から電話が鳴り、家に帰ってくると連絡が入ったから
である。
勲は自分が家族の一員であることを見せつけないとダメだと
感じていた。

妻は今日もちぎり絵教室。妻からホワイトボードを使って与え
られてきた指令は、もしかすると私に与えられた試練だった
のではないか。
勲は家中のネコを追い出し、娘夫婦が帰宅するのを待つ。
今日だけは家の中を汚さないで欲しいとネコに告げるが・・・

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娘夫婦が帰宅する日。
勲は何とか自分の家庭での存在感を示すために、家のことを
完璧にこなしているというアピールをしようと考える。
そして家の中の隙間の謎がついてに明かされる!?

隙間は勲と家族との隙間を例えて配置された物ではないか
と推察していく。
あくまで推察であり、本当のところどうだか分からないのだ
が、せめて妻とネコとの関係は知っておきたかったところ。

今までに出てきたネコの回想シーンを描くことで、勲自身が
こなしてきた事を全て書き連ねた感じ。

最後に家族の姿が持ってくるのはなかなか上手いことだと思う。
この再会のために今まで苦労してきた事を考えると、その甲斐
が有ったのではないかと思う。こんな良い家族を放っておいた
なんてちょっと罪作りな人なのかも知れない。

根本勲 - 伊武雅刀

片山けい、松田信行、大和田萌、りりィ


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