相棒 10
(2011年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、櫻井武晴(2)(4)(9)、太田愛(3)
戸田山雅司(5)(6)、徳永富彦(7)、宇田悠介
監督・和泉聖治(1)、東伸児(2)(5)、近藤俊明(3)(4)
橋本一(6)(8)、田村孝蔵(7)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第9話 あすなろの唄
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城南大学理学部の微生物学研究室で、教授の高松の遺体が
発見される。鑑識によると心臓に持病が有ったのであろう事
を告げ、特に外傷もなく現場に異変が見られないことから
心不全だと語る。死後8時間前後経っていると聞いた右京は
遺体の臭いから、8時間ではまだ腐敗は進んでいないハズなのに
臭いがある事に気がつく。調べていくウチに、硫化水素の吸引
による死である事が判明する。

今年最後の相棒なのかな。例年より早い締め切りだね。
次は正月スペシャル。

以前のエピソードでも似たようなものが有ったな。
病院の外科医が犯した罪で、自分を捕まえれば助かる命が
死ぬことになるみたいなネタだった。
今回は日本や世界を救うかも知れないエネルギー問題に於いて
自分が捕まれば、日本の利益にならない事を訴えるような
展開が用意される。

ドラマとしては微妙に政治家やら警察上層部を巻き込んだ形
の内容だったけど、小野田が居ないことで、あんまり警察上
層部周りの話で面白くなりそうな気がしてこない。

現在の日本の経済・投資の問題点を鋭く取り込んだ格好で、皮肉
さ加減は描かれるもイマイチドラマとしては面白みがなかったかな。

被害者に使われた硫化水素はバクテラロリスから検出した
硫化水素であると判別することが可能なのか否か。
検死官が臭いの判別が出来ない事にかなりの違和感はある。

髪の毛から硫化水素の検出を行おうとしていたが、大抵この手の
検出法は、麻薬や薬物などの摂取に於いて、使われるものだよな。
物質が髪の毛に付着しているであろう事を指摘していたけど、
研究員で有るならば、硫化水素が髪の毛に付着していてもおかしく
はない。それを犯行だと示唆する直接の物証と結びつけるには、
まだまだ一行程も二行程も有るような気がする。

珍しく右京が米沢をこき使うなとか思うような流れであり、
逆に神戸の役割の少なさが目立つものがあったね。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
神戸尊 …… 及川光博 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部) 


栗田加寿実 …… 利重剛 (城南大・光合成細菌の研究)
高松肇 …… 酒向芳 (53歳、城南大・光合成細菌バクテクロリス)
武田久美子 …… 大西多摩恵 (民政党・無所属議員)
早乙女茜 …… 片岡明日香 (研究員・第一発見者)
井上翔太 …… 橋田雄一郎 (研究員)
斎藤満 …… 木村靖司 (研究員・青潮研究)

高越昭紀、小川あつし、ジョナサン・マクドナルド


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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