悪党 〜重犯罪捜査班〜 (2011年1月期・テレビ朝日・金曜21時枠) 脚本：深沢正樹 演出：小松隆志(1)(2)(5)(8)、塚本連平(3)(4)(6)(7) 音楽：朝倉紀行 ゼネラルプロデューサー：黒田徹也 プロデューサー：中込卓也、飯田新、川西琢、伊藤達哉 http://akutou.asahi.co.jp/

第8話 最終決戦!本当の悪党は誰だ
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藤堂が殺害される。柴田を利用しヤクザ組織の壊滅を図り
一定の成功を得る。明日香から情報を得ようとしていた矢先に
彼女を封じようとして何者かが明日香を襲う。全ての件で
前島の影が付きまとっていた。

そんな中、里中の妻・理恵から急いで帰ってきてというただな
らぬ電話の声で正義と共に帰宅する。しかしそこには前島の
姿があり、理恵は前島と共にくつろいでいた。
前島は、自ら正義を飼い慣らしており、里中に調教役をしてもら
おうとしたが、予想外に仲良くなってしまったという。
藤堂の件を尋ねると、藤堂は私腹を肥やそうとし癒着しカジノ
を誘致しようとしていたという。前島は何もしていないという
が、今回の事件からは手を引けという。正義はそんな訳にはい
かないとすると、俺に口答えするのか?と激怒する。正義は
あんたは何処に向かおうとしているのか?と問うと、美しい町
にしたいだけだという。正義がしているように小悪党を捕まえる
のは無駄だとし、腐れ切った社会を変えるには高い志を持つ
俺だけが出来るという。俺に刃向かえば大切なものを失うと
告げる。

正義は妻の死に際に今のまま刑事を続けて欲しいと言われたこと
を思い出す。

正義は帰宅すると、のぞみは全寮制の学校に行くと言い出す。
いつまでもお世話になる訳にはいかないという。正義は14年前
にのぞみを抱えているのぞみの母のこと好きになったし、それ
以降はお前は俺の子だとするが、そんな母も裏切ったのでしょう
と言う。祖母の左知代も、今まで正義に甘えていた私が悪い
という。正義は何かを決心したようにこうなった以上は終わり
にするしかないとし、俺も出来る限りの支援をする事を約束
し、ホテルを手配するので移り住むよう告げる。のぞみの母は
何も悪くなく、悪いのは自分だと正義は語る。
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政治家の藤堂が殺されただけでなく、ジャーナリストの明日香
もまた狙われる。全てに共通するのは前島の影。果たして
藤堂を殺し、明日香を襲ったのは前島によるものなのか。

なんだかよく分からない展開だった。

小悪党と大悪党の違いが描かれていた訳だけど、右京さんなら
ばどっちの存在も認めない訳で、しかしそれは綺麗事のようにも
感じるわけで、なんとも微妙な流れ。

取りあえず正義のしている小悪党を無臭化するために、より
大きな悪を重ねて重ねて、無味無臭化することが出来たし、
よく分からないうちに、大きな悪も排除することに成功した。
でも警察内部の不正の暴露の件で、どのように収拾したのか
完全にスルーだったね。

前島は結局何がしたかったのか。
意外と口ばかりで良い奴っぽそうな雰囲気があったけど、
自分の目に入る世界だけはクリーンな存在でありたいとする
身勝手な主張が見え隠れし、自分のしていること自体にはクリ
ーンさを求めていこうとはしないエゴイストな奴だった。
ただ明日香殺害に関しては、前島の指示ではなかったという辺り
は意外かな。

里中の妻がまるで飼い慣らされているかの様な態度だったけど
何か関係を持っていたのか?

最後になって突然存在感をあらわにした猪原。
DV和也もまだ居ましたかとばかりに、玲子のアパートにいけし
ゃあしゃあと戻ってきている所など、確かにこの世の中変な
人ばかりだという感じだった。