デカワンコ (2011年1月期・日本テレビ・土曜21時枠) 脚本 - 伴一彦 原作 - 森本梢子 音楽 - 小西康陽 プロデューサー - 次屋尚 / 大塚英治 チーフプロデューサー - 田中芳樹 演出 - 中島悟 / 国本雅広 / 久保田充 http://www.ntv.co.jp/dekawanko/

第1話 ライバルは警察犬
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花森一子はゴスロリ姿で買い物にいく。
そして桐島竜太と合流し車に乗ると、その時警察無線でヤオイ
町で起きた殺人事件の犯人・後藤弘行(35歳)と仲間の中国人の
潜伏先が見つかったという。一子は初めての大事件に興味津々。
パトランプを楽しそうに出して、いざ現場へいく。

現場の倉庫街には、既に捜査一課第八強行犯の仲間達がいた。
一子は名前と臭いを確認するようにして、一人一人の事を
見て回る。そんな一子のことを捜査員は邪魔扱い。
みなこの一件は一ヶ月間追い続けてきたヤマだとして気合いが
入る。
小松原は犯人のアジトに向かって、拡声器を使って投降を求め
るも、相手は聞く耳も持たず集団で襲ってくる。更には拳銃を
使って威嚇してくると激しい銃撃戦になる。
相手を倉庫に押しやると、タイミングよく現れた機動隊に任せ
て、検挙させる。

犯人を湾岸警察署へと連れて行き事情聴取をする。
取り調べを行うのは"落としのシゲ"。般若心経を読む彼は一瞬
にして相手から自白を引き出す。

本庁では係長の門馬が待っていた。銃撃戦になったと聞いて
心配するのは弾薬にかかる経費。もっと慎重に発砲してくれ
という。
第八強行犯は、警視総監の松田洋雄に呼び出されると、逮捕し
たことで表彰を受ける。
松田は一子に、刑事になって一ヶ月、どうだったか?と尋ねると
聞き込みばかりで物足りないという。しかし松田は地味な捜査
こそ大切だと訴える。

一子にとっては事件解決後の初めての打ち上げに参加するの
だった。

帰宅する一子は翌朝のニュースで自分がテレビに写っている
のを祖父母に自慢する。しかし祖父母はあまり気にしていない
様子。

そんな中、またしても事件が起こる。
ビルの屋上から突き落とされたと思われる遺体が発見。
被害者は難波浩二(38歳)、社会派の記者だった。
刑事達は、警察犬が来るのを待つ中、一子は被害者の臭いや
突き落とされたと思われる現場の臭いを嗅ぐ。

すぐに八曲警察署に捜査本部が設置され、事件の状況が報告
される。麹町ジャーナリスト殺人事件。死亡推定時刻はAM2時
から4時までの間というが・・・
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ゴスロリファッションに身を包んだ殺人課刑事の一子。
赴任してから一ヶ月、本格的に捜査するのが初めてで見る物
やること全てが目新しく感動する中で、正義のために捜査を
開始する。彼女の特技は、犬並みに嗅覚の鋭い鼻だった。

やっぱり多部ちゃん。
何をやっても許される系のかわいらしさがあるな。

「太陽にほえろ!」ナイズドされたコメディドラマだけど、
実は私はあんまり太陽にほえろ!の事を詳しくなかったりする。
それなりに再放送の時に目にはしているのだけどね。
BS辺りで地味に細々と再放送してくれないかな。

モニタの前で大きな鼻の穴を見せる行為に女優としては終わって
いるものが有るのではないかと思わせるものが有るが、
犯人が命を狙わんとばかりに襲いかかってきたり、銃を発砲
してくるなかで、彼女はどんな活躍を見せることが出来るのか。

取りあえず初回は物珍しさから、とても面白く見られたけれど
鼻を使った捜査が何処まで面白く見せられるのか。

今回の事件を見ると、屋上なんて誰もが訪れる物だろうし、
都合良く臭いをかぎ分けすぎる所もあるけど、その辺はコメディ
として大目に見なければ成らない部分か。

初回から身内の不祥事という事でそれなりの緊迫感が有ったし
誰が裏切り者なのかで興味深いストーリーが展開されたと思う。

「華麗なるスパイ」で大失敗した枠のドラマなので、この手の
砕けたドラマを作ることは相当な勇気と決断が有ったと思う。