デカワンコ (2011年1月期・日本テレビ・土曜21時枠) 脚本 - 伴一彦 原作 - 森本梢子 音楽 - 小西康陽 プロデューサー - 次屋尚 / 大塚英治 チーフプロデューサー - 田中芳樹 演出 - 中島悟 / 国本雅広 / 久保田充 http://www.ntv.co.jp/dekawanko/

第3話 新婚ラブラブ作戦
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お台場で張り込みする捜査一課の職員達。容疑者の男性・橋本
太郎の特徴は白髪に髭の男。一子は一人の男が通りかかると
近づき臭いを嗅ぐ。すると男が容疑者だとして突然逮捕する。
男は逃げるが、捜査一課の職員達が近付き全員で捕まえる。

打ち上げでは一子のお手柄にみんなが賞賛する。
何であの男が容疑者だと分かったのか?という問いかけに、臭い
で分かったという。しかしそんな彼女が賞賛されるのを、面白く
感じていない桐島竜太。桐島は彼女の服装の乱れなども指摘す
るが、小松原は刑事はホシをあげてナンボだと告げる。

翌日、一子は祖母・小梅に起こされる。
起きるとそこには警視総監の松田とアリサの姿があった。
彦左衛門の元を尋ねてきたという松田は、アリサは今後この
店で働くことになったという。一子は先日アリサをメイド喫茶
で見ていた。確か小松原の姪だと分かる。

そんな一子に緊急指令が下る。
すぐに鮫洲警察署に向かうと、品川の飲食店で強盗致死事件
が起きたという。2人組の男が店の現金200万円を奪い、店主の
斉藤伸生(35歳)をナイフで刺して逃走したという。犯人は2台
の車で来たとのこと。すぐにミハイルが出動し、容疑者の一人
を確保する。
容疑者の岡田は、自分は騙されて付き合わされただけだという。
主犯は花丸運送に勤める中村健一で、彼には元妻・宮川留美
と娘・涼子、そして現在は水商売の女性・吉原真澄と付き合っ
ている事を知る。
一子は桐島と組んで、元妻・留美の自宅を張り込むことになる
が・・・
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一子の活躍にライバル心を燃やす桐島。
しかし手柄を焦るあまり、スタンドプレイに走り、折角張り込み
して容疑者と接触するも逃がしてしまう。謹慎を言い渡される
二人だが・・・

一子と桐島が互いに手を取りながら事件を解決していく物語。
なかなか相手の存在を認めることが出来なかった桐島も、手柄
の為、ミスを挽回するために、彼女の能力を使って再度容疑者
を捕まえにいく。

ドラマ「ヤマトナデシコ七変化」出演時の手越祐也くんは見た目
通りの役柄で、ナヨナヨした所が如何にも女性ファンに媚びて
いる感じで実に不快な面があったけど、このドラマの背広を
来た彼の役柄は一転して好感の持てる役柄。

一子自身も能力におごれることなく、相手を逆なですることも
なく、嫌みな感じが一切してこないところが、このドラマの
良さに繋がっている。

一子の格好やキャラから、今回の容疑者の娘に自然に接触して
いく辺りキャラクターの使い方が上手かったし、能力で判断し
てくれる小松原勇気存在が面白く一子のバックアップをしている。
まぁ一子がアリサの面倒を見ていることで、贔屓目している
部分もあるんだろうけどね。

ドラマとしては緩い感じばかりでなく、逮捕劇にもちょっぴり
容疑者に対する配慮が為されて、舞台が浅草である事での
ちょっとした人情さがドラマに現れていて雰囲気はなかなか。

トモロヲさんのミハイルの発音も好き。