デカワンコ (2011年1月期・日本テレビ・土曜21時枠) 脚本 - 伴一彦 原作 - 森本梢子 音楽 - 小西康陽 プロデューサー - 次屋尚 / 大塚英治 チーフプロデューサー - 田中芳樹 演出 - 中島悟 / 国本雅広 / 久保田充 http://www.ntv.co.jp/dekawanko/

第4話 嘘ってどんな匂い
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輸入業者の河辺隆夫がオフィスで殺害され発見される。
鈍器で後頭部を撲殺され、妻の河辺優子によるとオフィスから
は花瓶が無くなっている事から、凶器だと思われる。凶器を
持ち去った変わりに、何故か容疑者のものだと思われるマフラー
が部屋の中に落ちていた。手編みのマフラーだと知り、柳は
感情移入する。
すぐに捜査員達は一子に臭いを嗅いでもらおうとするが、彼女
は今でも足の怪我が治らず、デスクワークしていた。

その頃一子は上司の門馬の為にお茶くみ。
うっかり茶飲みを割ってしまう一子だが、門馬からはホシが割
れるとして縁起が良いと言われる。

そんな中、容疑者・鈴木宏が警察に捕まる。
隅田川警察署に向かう一子たち。鈴木は容疑を否定していた。
取り調べを担当するのは重村の役目だが、彼は桐島を記録係に
して、一子に取り調べを行うよう命令する。それを聞いた捜査員
たちは、重村は一体何を考えているのかと困惑する。

一子はこれまでに分かっている事実を鈴木の前で語る。
2日の午後10時頃オフィスに潜入した容疑者が、そこに有った
花瓶で被害者の後頭部を一撃して殺害したこと。ビルに入るの
を目撃している人物がおり、更にドアノブには鈴木の指紋が
付着していた。そしてマフラーの臭いは、鈴木の臭いと一致して
居ることを指摘する。その事実を突きつけるが、なかなか鈴木
は犯行を認めようとしない。一子はカツ丼作戦だとして、それ
を頼もうとするが、重村からタバコ一本でも容疑者に渡せば
便宜供与になるので与えることは出来ないと言われる。
重村が変わりに取り調べを行おうとすると、鈴木は突然自分が
殺害したと自白し始める。一子は疑問を感じて鈴木の臭いを
嗅ぐ。

一子が落としたのか?と捜査員はビックリ。しかし動機がまだ
発覚しておらず、被害者との接点も見つかっていなかった。
凶器はアオイ川に捨てたと言うが、それもまだ見つかっては
いなかった。しかし何故こんなに簡単に自白したのか。一子は
みんなの前で鈴木の臭いが変わった事を告げるが、誰も信じて
くれなかった。嗅覚が鋭い事を告げる。その証拠にちゃんこ
鍋のシメには、ご飯ではなくうどんだと告げる。するとその言葉
通り店員はうどんを運んでくるのだった。
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殺人事件が起こりすぐに容疑者・鈴木宏を確保。そしてすぐに
自白まで取り付けるが、一子は突然取調中の彼の臭いが変わった
とし、嘘の臭いだとして、別に容疑者が居ることを訴える。
何者かをかばっているのではないかと告げるが・・・

事件そのものはシンプルな刑事ドラマだけど、一子の行動の
かわいらしさだったり、捜査一課との絡みの絶妙さだったり
が上手くドラマを構成している。

色々と刑事の験を担ぐ習慣だったり、テレビドラマかぶれの
一子が、そんな刑事の姿を追従するとばかりに捜査のハウツー
をテレビドラマの刑事たちに求めている所など、とても笑える
所がある。

嘘をつくと臭いが変わるという一子の主張は、五十嵐の嘘を
見破るための前振りであり、有る意味今回の一件はどうでも
良い流れなのかも。
重村の嗅覚の鋭い一面を見せたり、落としのテクを持つとする
彼ならではの駆け引きを、一子たちを使って見事表現する
ところなど良くできていたと思う。

最近ラッキー池田が振り付けしているアート引越センターのCM
で小林きな子さんをよく見かけるけど、よく考えれば、もうすぐ
受験、そして進学・就職の時期だものね。引っ越しの需要も
多いのだろうね。