デカワンコ (2011年1月期・日本テレビ・土曜21時枠) 脚本 - 伴一彦 原作 - 森本梢子 音楽 - 小西康陽 プロデューサー - 次屋尚 / 大塚英治 チーフプロデューサー - 田中芳樹 演出 - 中島悟 / 国本雅広 / 久保田充 http://www.ntv.co.jp/dekawanko/

第8話 コレって最終回!?
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中央警察病院に和田が入院する。
捜査一課の小松原、桐島、デューク、一子は見舞いに行く。
大腸ポリープが見つかり検査入院した為だった。
一子は花瓶の水を替えに行くと、そこでユリの花のにおいを
感じる。普通入院患者にユリを持ってくることなどあり得ない
のに・・・一子は松田総監の臭いだと呟く。

そんな中、歌舞伎町で殺しが起きる。
すぐに現場に行く一子たち。一子にとって拳銃で撃たれて亡く
なった被害者というのも初めてだった。被害者には入れ墨が
有ることから暴力団関係者で、腕には注射痕が有ることが
分かる。すぐにミハイルも投入され、一子も臭いを嗅いで
捜査が始まる。まるでハードボイルドの臭いだと一子。

被害者は田島一義(42才)。飲食業を営むが、銀星会の構成員の
一人だった。
捜査会議では、マルボウと呼ばれる組織犯罪対策部がやって
くる。マルボウの捜査員には朝倉丈二や権藤の姿があった。
一子は朝倉の臭いを嗅ぐと、エスプレッソの香りに気がつく。
重村達は、この殺人事件は俺たちの仕事だとするが、マルボウ
も一歩も引かない。13係だと知ると、五十嵐がいた所かとして
鼻で笑われてしまうが、13係の捜査員達は誰も言い返せなかった。

一子は五十嵐は難波を殺していない事を改めて主張する。
五十嵐に面会に行った時に、嘘の臭いになった事を語る。
しかし重村はもう終わった事で、今の事件に集中しようと語る。
捜査員には拳銃の携行の許可が下りる。

一子は桐島と捜査に当たるが、行きたいところがあるとして
難波が落下したビルの屋上へと足を運ぶ。桐島はもう臭いなど
残っていないだろうとすると、一子は五十嵐の事をどう思うか?
と問う。しかし桐島は彼は自分で殺しをしたことを認めただろ
うと告げる。一子は一緒に五十嵐の所に行こうと誘う。

そんな中、五十嵐は入院した事を知る。普通未決拘禁者は
医務部に入院するはずが、何故か中央警察病院に入っている事
を知る。しかも一子は病院でやっぱり総監の臭いを感じる。

一方小松原とデュークは、田島殺害の容疑者、リュウこと
山本竜次の姿を発見。逮捕しようとするが、そこにはマルボウ
がずっとリュウを尾行して泳がしていた。銀星会は明日
覚醒剤の取引をするために、その情報を得るために泳がしてい
ると告げるが・・・
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暴力団の一人が歌舞伎町で銃殺される。
近々麻薬の取引があるとされる銀星会の構成員で、それを殺害
した容疑者もまた銀星会の構成員だった。すぐに容疑者は特定
されるが、捜査一課とマルボウの間で、思惑の違いが明らかに
なっていく。

いよいよ五十嵐の件の真相が明らかになる話だった。

怪しい行動を見せていた松田総監と、一子の祖父・彦左衛門の
存在意義、そして五十嵐がどのような事に手を染めていたのか
が明らかになった事で、まとめた話だった。

マルボウの登場で、久しぶりに一子の解説モードが発令されて
色んな刑事のHOW TOが流れたし、一子の存在とは似つかない
様な殺人現場やらヤクザの事務所やらで、警戒心もなくズカズカ
と土足で入っていく姿は、かなり不思議な光景だった。

今まで一子のことを敬遠していた捜査官達も、今では一子への
信頼が揺るぎないものとして描かれたという事で、チーム
として無くてもならない存在として上手く証明された格好だっ
た。