ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA
(2011年度1月期、金曜Friday Break枠・TBS)

脚本:大林利江子、泉澤陽子、野高みゆき
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー:高成麻畝子、佐藤敦司
演出:岡本伸吾、坪井敏雄、棚澤孝義
音楽:仲西匡

http://www.tbs.co.jp/h-flower/



第6話 they've come to a turning point その鎖を断つもの
--------------------------------------------------------
アイの心の中の何かが目覚めようとしていた。

夢を見るアイ。父親が殺害されたときのもの。
それを薫の元に相談に行くアイ。俯くところは母親ソックリ
だとし、全ては星龍が悪いと告げる。

アイはマーケットにいる真中の背後から近付くと、真中に対して
二度と近付くなと警告し、相容れないもの同士の運命だという。
自分はこれからも笑うことはないし、この世界から抜け出せない
事を告げる。しかし逢うのもこれが最後だからとして、これまで
文字を教えてくれた事を感謝をする。

アイは真中からプレゼントされたものや、教えてもらった文字
を火の中に入れて燃やしてしまう。ただ愛の文字だけは燃やさ
ずに、そのメモ帳の入った袋をハルに手渡す。

アイはシオンの元に行くと、私はあの人のみ信じていくことを
告げ、あの人が指し示してくれた道を行くことを告げる。

真中は食糧庁長官・兵頭の元に行くと、未だに草壁の娘アイ
については見つかっていない事を告げる。すると兵頭はもう
その件で調査する必要はないとし、タイムリミットだと告げる。
5年間特務機関として存在していたゼロ磁場の塔も解散させる
という。しかし真中は絶対に諦めない事を告げる。しかし
九星商社との調印式は明後日。もう時間がないことを告げる。

--------------------------------------------------------

アイは指令を受け、九星商社と食糧問題に於いて協力関係を
結ぼうとしている食糧庁長官・兵頭眞理と、九星商社CEOの
孫継星の暗殺を命じられる。調印式の場に侵入し、暗殺する
機会をうかがうが・・・

一応怪しい中国企業との関係を絶とうとしている事で、片桐薫
のやろうとしている意図自体には間違いが無い感じだが、
アイ自身の記憶が操作されているであろう事実が浮かび上がっ
たことで、何故記憶を擦れ変えなければならなかったのかが
疑惑として浮上する。

アイと真中が銃を向け合うというシチュエーションは決して悪く
はないのだけど、このシチュエーションが活きるのは、ドラマ
の中では一度だけなので、もっと決定的場面まで取っておいた
方が良いのではないかという感じがする。

揺れ動いているアイの心。自分の過去まで操作されている事実
を突きつけられた時に、何も信じられない状況の中で、最後に
は何を信じていくのか。

相変わらず構成人数の少なさが心細いドラマで、川島海荷さんは
動きがもっさりとしすぎていて暗殺者に全く見えない。
せめて銃を手にしたときには、重心を動かさないように現場で
撮影している人たちも指示して修正しないと、安っぽく写るので
もう少し気を遣って欲しい。

アイ …… 川島海荷 (17歳、暗殺者)
真中祐一郎 …… 荒木宏文 (25歳刑事)
シオン …… 綾野剛 (27歳、片桐の右腕)
ナルキ …… 中野裕太 (25歳、子供の世話役)
ラン …… 竹富聖花 (17歳、暗殺者)
須藤善二 …… 駿河太郎 (35歳、刑事)
厳普賢 (イム・プーシェン) …… 森宮隆 (28歳、小剛の息子)
リリイ …… さくら (28歳、POLISTAR経営、情報屋)
2080年のハル …… 松本利夫 (MATSU from EXILE)
2060年のハル …… 石井蒼月

厳小剛 (イム・シャオガン) …… 本田博太郎 (50歳、星龍ボス)
片桐薫 …… 三田佳子 (ドクター?、55歳)

物取りの少年・シン …… 大和田健介


孫継星 …… 浪岡一喜 (九星商社CEO)
蔵前譲 …… 神保悟志 (食糧庁事務次官)
兵頭眞理 …… 草刈民代 (食糧庁長官)
草壁隆志 …… 石丸幹二 (アイの父)

畠山紬、佐々木りお、関根航、広岡和樹、上村愛香


評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

inserted by FC2 system