ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA
(2011年度1月期、金曜Friday Break枠・TBS)

脚本:大林利江子、泉澤陽子、野高みゆき
チーフプロデューサー:伊與田英徳、杉山剛
プロデューサー:高成麻畝子、佐藤敦司
演出:岡本伸吾、坪井敏雄、棚澤孝義
音楽:仲西匡

http://www.tbs.co.jp/h-flower/



第7話 truth, or mission 決戦
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アイに対して暗殺のターゲットは、スンジーシンと兵頭だと
言われ、調印式に乗り込んだアイとシオン。しかしアイは
兵頭の前にいくと、真中がやってきて、これ以上の人を殺害
することを辞めるよう説き、アイの父親が生きていることを
聞かされる。そして今でもアイが来ることを待っているという。
信じようとしないアイに対して真中は説明していく。

アイの父・草壁隆は14年前に川崎の研究所で働いていたという。
2047年の事件の生き残りの研究者の一人で、兵頭が設立した
ゼロ磁場の塔の一人。この国に花が咲かなくなったのは
2047年5月15日に起きた爆発事故だが、その調査をしている時に
生き残った研究者を調べると、
花が咲かなくなった原因はアル
カナに含まれていた毒性
に有り、土壌に含まれた毒性を取り除く
にもアルカナの種が必要
だという。アルカナの事をもっとも
良く研究していたのがアイの父・草壁隆で、事件の後失踪した
彼を手を尽くして探した結果、昏睡状態にあったという。
兵頭が手を尽くした結果、半年前に意識が回復し、アイを探して
いるとのことだった。

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暗殺を命じられたアイだが、真中からアイの父親のこと、そして
アイ自身のことを聞かされ、今まで生きてきた自分がなんだっ
たのか混乱していく。
自分には暗殺者としての道しかないとして言い聞かせるが、
度重なる真中の説得によって、アイは彼を信じてみるのも悪く
ないと感じていく。

最近のTBSはバラエティでもスポーツでもドラマでもどれも
似たような番組構成・演出が多い気がする。

このドラマでも死ぬ死ぬ詐欺のように、見せかけばかりの展開
が多く、同じ様な展開が繰り返され、なんとも歯切れの悪い
展開が続いているような印象を受ける。

洗脳されているのかも知れないアイに対して、何度も訴えかけ
なければならない事情も分かるのだけど、やはり時と場所を
考えて欲しい。緊迫感や切迫感を演出すべきシーンなのに、
最早周りの時間が完全に止まってアイと真中だけが動いている
様な錯覚さえ起こすものがある。

会話している中で、アイがダメならばシオンが撃てば良い。
そう感じてしまう展開だったり、警備のものたちは一体何を
しているのかと言わんばかりのゆるゆるの警備状況が何とも
言えない。

結局この一件でスンジーシンとの契約をした所で、何が変わ
って何が失われるのかとか全く分かる物がないな。

アイ …… 川島海荷 (17歳、暗殺者)
真中祐一郎 …… 荒木宏文 (25歳刑事)
シオン …… 綾野剛 (27歳、片桐の右腕)
ナルキ …… 中野裕太 (25歳、子供の世話役)
ラン …… 竹富聖花 (17歳、暗殺者)
須藤善二 …… 駿河太郎 (35歳、刑事)
厳普賢 (イム・プーシェン) …… 森宮隆 (28歳、小剛の息子)
リリイ …… さくら (28歳、POLISTAR経営、情報屋)
2080年のハル …… 松本利夫 (MATSU from EXILE)
2060年のハル …… 石井蒼月

厳小剛 (イム・シャオガン) …… 本田博太郎 (50歳、星龍ボス)
片桐薫 …… 三田佳子 (ドクター?、55歳)

物取りの少年・シン …… 大和田健介


孫継星 …… 浪岡一喜 (九星商社CEO)
蔵前譲 …… 神保悟志 (食糧庁事務次官)
兵頭眞理 …… 草刈民代 (食糧庁長官)
草壁隆志 …… 石丸幹二 (アイの父)

畠山紬、佐々木りお、関根航、広岡和樹、上村愛香
服部整治


評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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