ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA (2011年度1月期、金曜Friday Break枠・TBS) 脚本：大林利江子、泉澤陽子、野高みゆき チーフプロデューサー：伊與田英徳、杉山剛 プロデューサー：高成麻畝子、佐藤敦司 演出：岡本伸吾、坪井敏雄、棚澤孝義 音楽：仲西匡 http://www.tbs.co.jp/h-flower/

第8話 a whole new world 夜明けの約束
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アイと真中は会場から脱出し、真中の言うアイの本当の父・
草壁隆志のところに向かおうとすると、目の前にシオンが
現れる。お前が現れてからアイがおかしくなったというシオン
に対して、真中はアイには真実を知る権利が有るのだと告げる。
それはアイを傷付けることになってもか?と問うと、言いなりで
人殺しをするよりはマシだという。シオンは真中に斬りかかる
が、アイがシオンにナイフを突きつけ、真中を殺したら私が
許さないという。私は真中と一緒に行くというと、あの人を
悲しませることになっても良いのか?という。しかしアイは真中
と共に、脱出する。脱出にはリリイも手助けしてくれる。

シオンは片桐の元に戻ると、真中がワンチュンレイは死んでいる
事を話していた事を告げる。そしてアイは草壁の元に向かった
事を語る。シオンは貴方の愛情こそ本物だとし、15年前のあの日
から私を闇から救ってくれたと片桐に告げる。そればかりか
ラストガーデンの者達にとっては唯一の光だという。貴方の手
の温もりをアイが忘れるはずはないというが・・・
孤独な人間は求められるほど傷つくと、片桐は一人呟く。

厳普賢は父シャオガンに、ランたちが居ないことを尋ねると、
彼らは草壁の元に行ったという。ランとナルキは日本政府の
通信を傍受し、草壁の居場所を突き止めたという。血の繋がり
よりも実力を重視したという父に対して、厳普賢は血に勝る
ものはないと証明するとして、草壁の居るゼロ磁場の塔へと
向かう。
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真中の訴えによってアイは、彼のことを信じてみようという
気持ちが膨らむ。真中に付いていこうとするアイをシオンは
必死に引き留めようとするが・・・

アクションシーンに問題が有るので下手に交戦シーンを描く
よりも、今回のようにアイと真中のコミュニケーションを中心
とした描き方の方が安定してみていられる。

アイの真中への信頼感の中にも、愛情なども含まれているのか
どうか興味深いものが有り、徐々にアイが真中に感情を示して
いくというのが、このドラマの描きたかった部分だろう。

アルカナ云々言っているけど、研究所やらゼロ磁場の塔周辺は
結構青々として植物が育っており、花だけが咲かないとする
設定には強引なものが有ると思う。

真中が連れ去られようとしている草壁隆志の元に駆けつける
際に、敵が前後にいるにもかかわらず、何であんなに落ち着い
て居られるのか全く説得力が無かったけど、アイが身を挺して
彼を助ける構図を描きたかっただけなんだろうな。

アイが居ると何故アルカナの種が手に入れられるのか。
それとハルが持っていた研究者ノートの存在がどうなったのか。