ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA (2011年度1月期、金曜Friday Break枠・TBS) 脚本：大林利江子、泉澤陽子、野高みゆき チーフプロデューサー：伊與田英徳、杉山剛 プロデューサー：高成麻畝子、佐藤敦司 演出：岡本伸吾、坪井敏雄、棚澤孝義 音楽：仲西匡 http://www.tbs.co.jp/h-flower/

第10話 a girl came back to '7' 絆
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アイと真中は、厳普賢たちが第七地区を攻撃する事を知り、
急いで"故郷"へと戻る。しかし既に第七地区では白煙が上がっ
ていた。
先に到着していたランが厳普賢の部下たちと戦う中、アイは
加勢し、敵と銃撃戦になる。
取りあえずその場にいた敵を二人で一掃したアイとラン。
そこでランから、自分とナルキは寝返ったフリをして、相手を
監視していた事を聞かされる。ランは日本を出て自由に暮らし
たいと考えていたが、いずれはこの故郷に戻ってくるつもりで
有るために、今回第七地区が殲滅されそうになるのを黙って
見ていられなかったのである。アイは自分は何一つ真実を
知らなかったとして衝撃を受ける。

そんな中、厳普賢たちがやってきて一瞬にして周りを取り囲ま
れてしまう。形勢不利な状況の中、ナルキとシオンが助けに来
る。ナルキは厳普賢の背後から近付き、彼の首もとにナイフ
をちらつかせて人質に取る。シオンは自分たちがこの場を制圧
するので、ランやアイ、真中に地下に有るアルカナの種の保管
室にいくよう告げる。
アイは薫がこれまで嘘をついてきたことには必ず理由が有る
ハズだとして逢って確かめたい事を口にする。

ナルキたちが優勢に思えたが、厳普賢は自らナルキのナイフを
使って顔を傷付け、ナルキを怖じけ付かせる。

一方地下室にいくとそこにはハルを含めた子供達も避難してい
た。ハルはナイフを手にすると自分が敵を倒すとして殺意を
むき出しにしていると、アイはそれを止める。自分の教えは
間違っていた事をハルに語る。

そんな中、敵は地下室にもやってくると、ランがこの場を食い
止めるのでアイと真中にアルカナの種の保管室に急げと語る。
ランは扉を閉め、自分の身を犠牲にして敵の侵攻を食い止める。
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アイたちは第七地区が襲撃されている事を受けて急いで戻る。
第七地区の地下にはアルカナの種が保管されているというが・・

ランとナルキが寝返っていた事情が語られた。
まぁ誰が見てもそんな感じにしか見えないし、逆に厳小剛は
よく二人のことを受け入れたなという感じか。

相変わらずアクションシーンには弱い面が有るのだけど、今回
は随分と殺陣に関しても頑張りを見せていた。しかし気になる
のは、危険なシーンであるにもかかわらず、語り合いやら
見せ場を作るために、妙に本人達はルーズさを持っていて、
敵が武器をちらつかせているのに、そんな事を話し合っていて
良いのかというシーンが至る所に散見する。

ナルキの心優しさは最後まで貫かれたけど、結局そのせいで
死んでしまった。シオンは殺害されたと思いきや、よく分から
ないまま展開が反転して、厳普賢にトドメを刺した。

敵の部下達は厳普賢を助けず、そのまんま地下室へと下りて
来た辺りが笑えるけど、どうしても見せ場を作るためのシーン
というのが意図されて配置されている感じばかりが残る。
ただ核心に迫ったやりとりが続くので、ドラマとしてはなかなか
面白く映るのだけどね。

さて最終話は薫がどんな人物なのか、どんな意図が有るのかが
見物かな。