示談交渉人ゴタ消し
(2011年度1月期・木曜日23:58 - 24:38、日テレ)

原作:大沢俊太郎
脚本:大石哲也、鈴木智、川嶋澄乃
音楽:松本晃彦
宣伝:植村なおみ、折原加奈
演出:岡本浩一、石川北二、本田隆一
チーフプロデューサー:堀口良則
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭

http://www.ytv.co.jp/gotakeshi/



第3話 女性上司が壮絶セクハラ!悪魔のような女の隠された心理暴け
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えびす証券(株)で働く課長の山崎美波は、部下達が帰宅に付く
中、一人で残業を引き受け、更に部下達の飲食代を経費で落と
してあげるとする理想の上司だった。
美波の部下・
鈴木浩司も仕事を終え帰宅しようとすると、突然
美波に呼び止められて、突然今晩中にこの仕事をやっといてと
大量の書類を手渡される。
他の社員にはいい顔をし、浩司にだけは辛く当たる彼女。
しかも空腹な彼に、仕事は半人前なのにお腹は一日前に減る
んだとし罵倒すると、浩司は美波の胸ぐらを掴む。すると少し
服から肌が顔を覗かせてしまう。セクハラで訴えることも出来
ると言われ、浩司は謝罪するが、そんな彼の頭に、スープカレー
の汁をかける。

彩乃は警備の仕事を終えて帰宅する途中に、陸橋で一人佇む
浩司を見かけて声を掛ける。
彼が女性の上司から
パワハラを受けている事を知って、すぐに
彼を白虎の居る藤井の喫茶店へと連れて行く。

話を聞くと三ヶ月前くらいから虐めは始まったという。
今日のスープカレーのシャワーだけでなく、今まで印刷して
いたDMの宛名書きを手書きで行えと言われた事で腱鞘炎になっ
たり、仕事を不当に押しつけられて営業に回れず、給料が半減
している事を告げる。しかし白虎はパワハラは虐めか指導の
境界線が難しいと告げ、刑事訴訟を起こすのも良いが、そうなる
と会社を辞める覚悟が必要だという。浩司は虐めさえ収まれば
会社に戻りたい事を告げる。妻、そして今度生まれれる子供の
為に頑張りたいと告げる。

彩乃はパワハラの現状を知るために派遣社員として、会社に
潜り込み、美波の様子を静かに監視することになる。

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上司の女性・山崎美波は部下達からとても信頼が厚く、理想の
上司として描かれる一方で、鈴木浩司にだけはパワハラ全快で
接し、奴隷扱いしていく。虐めが始まったとする3ヶ月前には
一体何があったのか。

なんとなく二人の男女関係が問題の原因だというのは想像して
いた事だけど、美波の気性の凄さに圧倒される内容だった。

吉田羊さん、とても綺麗な方なので、怒るだけでもそそるもの
があり、Mな人には完全にゾックゾクするやろ?(by ザブングル)
って感じの展開だった。

怒りの感情と愛する感情が表裏一体で存在しているところは、
ストーカー心理とよく似た所があり、人は知らないところで
他人を傷付けているものだと実感させる。

パワハラに関しては境界線が難しいとするけど、この一件は
鈴木本人がレコーダーなり、カメラを回していればある程度
防げることかなと思う。

二段オチの形で、レコーダーを二台使い分けていた所は見事。
毎回思うけど、今の世の中、裁判沙汰を意識したやりとりに
於いては常にレコーダーくらい携帯しておけって事だね。

白井虎次郎 …… 西野亮廣 (33歳、通称白虎)
桜彩乃 …… 忽那汐里 (20歳、フリーター)
藤井信吾 …… ゴリ (34歳、喫茶店のマスター)


山崎美波 …… 吉田羊 (課長)
森田 …… 木下政治 (部長)
鈴木浩司 …… 松田洋昌 (社員)

島田洋八、ふくまつみ、大堀こういち、中野公美子、大澤貴史
吉井興、葛西直美、奈佐健臣


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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