示談交渉人ゴタ消し
(2011年度1月期・木曜日23:58 - 24:38、日テレ)

原作:大沢俊太郎
脚本:大石哲也(1)(4)、鈴木智(2)、川嶋澄乃(3)
音楽:松本晃彦
宣伝:植村なおみ、折原加奈
演出:岡本浩一(1)(4)、石川北二(2)、本田隆一(3)
チーフプロデューサー:堀口良則
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭

http://www.ytv.co.jp/gotakeshi/



第4話 人の心をよむ占い師その危険な(秘)深層心理テクニックを暴け!
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最近当たるという有名な水晶占い師の麻生潔の元には多数の客
が列を成す。
水原和美もその中の一人で、一時間待ってようやく
自分の番になる。私の将来について占って欲しいという彼女。
彼は雑談をしながらも、見た目は自信家だが、心の中では不安
を持っているとし、自分の人生に於いて本当に正しいのか疑問
に思っていることがあると指摘し、何か失った物があるのでは
ないか?と問う。和美は最近畑違いの子会社に出向になった事を
告げる。また健康についても麻生は指摘すると、時々胸が痛い
事があるとし、母が思い心臓病を患っているので不安だと告げる。
すると麻生は単なる疲労やストレスから来る痛みとしながらも
突然水晶に不吉な影が映っているとし、災いが襲いかかろうと
している事を告げる。

一方彩乃はバイトの面接に何を着ていくべきか、占いの本を
見てラッキーカラーなどを探る。そんな彩乃の姿を見て、占い
は単なる自己暗示だとし、そんなのに頼る奴を雇おうとは思わ
ないだろうと告げる。

そんな中、白虎を尋ねてくる女性・和美の姿があった。
彼女は
占い師にだまし取られた100万円を取り返して欲しいと
頼む。
彼女は石を100万円で売りつけられた事を告げる。災いから
身を守り、幸運を呼ぶという石。元々は占いなど信じていなか
ったが、次々と当てられて警戒心を失っていったという。
しかし何故騙された事に気がついたのか?と尋ねると、雑貨屋に
この石と同じ石が100円で売られていたという。返金を申し出た
が、その石はただの石では無いとし、自分の霊気を込めた石
の効力を信じない者には効果はないと言われたという。
悪質な占い師だという事で依頼を引き受ける。
交渉のテーブルに付く前に、情報収集するために彼が占いを
している現場に彩乃と共に出かけるが・・・

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占い師によって言葉巧みに石を100万円で購入させられた女性・
水原和美は白虎の元を尋ね、変わりに100万円を取り戻して欲
しいと頼まれる。果たして交渉だけで一度支払ったものを
取り返すことが出来るのか。

品川祐さんの芸能界での小憎らしさが実に上手く演出上加味
され、退治する時の爽快感に現れた話だった。
正直芸人ばかりなので辟易するものが有るのも事実だが、
それを凌駕する程の納得するやりとりが行われる。

コールドリーディングに関しては以前から言われている
ものだが、自然の会話の流れの中から上手く本人から話を
引き出しているし、芸人だからと言っての違和感もなかった。

どのようにして相手に恐怖を植え付けるのかという点も、
藤井を使って面白くそれを成立させていたし、人の心理という
ものを上手く操り返した印象が有る。

今期のドラマは同様に、自分の手口や相手の手口を説明っぽい
語り口で紹介するドラマが多いのだけど、その辺も上手く
西野亮廣さんが語っている感じがする。

白井虎次郎 …… 西野亮廣 (33歳、通称白虎)
桜彩乃 …… 忽那汐里 (20歳、フリーター)
藤井信吾 …… ゴリ (34歳、喫茶店のマスター)


麻生潔 …… 品川祐 (占い師)
水原和美 …… 馬渕英俚何 (人を見下す癖のある女性)
清水唱子 …… おぐちえりこ (占い師に騙される女性)
佐川義彦 …… 津村知与支 (麻生と協力してターゲットを狙う)
雑貨屋の店員 …… 原万紀子 (石を販売中止)
佐川の手下 …… 重山邦輝、林和人、浜田有希
アイス売り …… 武田幸三
麻生の客 …… 橋本愛実、青木知心

奈佐健臣


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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