示談交渉人ゴタ消し (2011年度1月期・木曜日23:58 - 24:38、日テレ) 原作：大沢俊太郎 脚本：大石哲也(1)(4)、鈴木智(2)(7)(9)、川嶋澄乃(3)(5)(6)(8) 音楽：松本晃彦 宣伝：植村なおみ、折原加奈 演出：岡本浩一(1)(4)、石川北二(2)(8)(9)、本田隆一(3)(5)(6) (7) チーフプロデューサー：堀口良則 プロデューサー：岡本浩一、河内俊昭 http://www.ytv.co.jp/gotakeshi/

第9話 美女を狙う悪徳結婚詐欺師!恋心抱かせる危険な心理術を暴け
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本条俊夫と佐伯千香がデートする。キスしようとする俊夫に対
して千香は今度逢うまで、楽しみはとって起きましょうという。

別れた後、俊夫の元に千香からメールが届くと、母親が病気で
入院費が必要なので結婚するならば金を振り込んで欲しいと
いう。

後日、外務省に勤める千香の母・翔子の元に、俊夫がやってくる。
自分は娘さんと結婚すると言われて100万円を振り込んだが、
嘘だったとして、金を返さないと訴えるという。

一方彩乃の様子がおかしいことに気がつき声を掛ける信吾。
うちの母の元に差出人不明の金が送られてきている事を告げる。

そんな中、白虎を尋ねて佐伯翔子がやってくる。
翔子はかつて白虎が外務省に勤めていたときの先輩で、隣にいた
彩乃の事もトルネシア大使館で誘拐された父親の娘だという事を
知っていた。翔子は彼に白虎があの時の交渉人だと知っている
のか?と問いどうしてあの子の近くにいるのか?と尋ねる。
あの件は俺の責任だとして、彩乃に目を掛けていることを語る。

翔子が相談に来たのは娘の事。
娘は結婚詐欺の加害者になっているとの事だが、自分にはどう
しても娘がそんなことをするとは思えないという自己啓発
セミナーに参加し、速水周介とつきあい始めてから様子が
可笑しくなったと告げる。

翔子と白虎は千香の元に行く。すると速水と一緒に千香は住んで
いた。私が借りた部屋にどうして男と一緒に住んでいるのか?と
問い、結婚詐欺のことを尋ねる。
千香は詐欺のことなど知らないとすると、貴方が千香を騙して
操っているのではないか?と問いつめる。白虎は速水が手を
ポケットに入れるのを見逃さなかった。
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外務省職員として仕事に忙しい母親を余所に、寂しさを紛らわす
為に迷い込んだ自己啓発セミナーで、娘の千香は、講師の速水
にマインドコントロールされ、結婚詐欺に知らぬ間に荷担させら
れて居ることを知る。

マインドコントロールされているのが、千香だけでなく母親側
にもそのような傾向が有るとしたところは面白くできていた。

ただマインドコントロールが簡単に解かれすぎる事が有ったり、
速水自身が少々、小心者過ぎる所があったり、結婚詐欺にして
も大した計画性が無いところは少々呆気ない。
今の世の中、本格的な捜査があれば簡単に携帯での足なんて
付く訳で、男が訴えれば簡単に敗訴だろうね。

自己啓発セミナーに於ける心理的操作法を紹介する意味合いも
強く、人はどのようにしてマイントをコントロールされていく
のか、丁寧な解説で見せられた。

彩乃がトルネシア大使館で誘拐された父の娘という事で、この
ドラマの根底に存在するエピソードが徐々に浮かび上がってきた
感じだね。

久しぶりに森田彩華さんを見たな。
ドラマでは昨年一月放送の「ハンチョウ2」の2話以来みたいだね。