示談交渉人ゴタ消し
(2011年度1月期・木曜日23:58 - 24:38、日テレ)

原作:大沢俊太郎
脚本:大石哲也(1)(4)、鈴木智(2)(7)(9)(12)
川嶋澄乃(3)(5)(6)(8)(10)(11)
音楽:松本晃彦
宣伝:植村なおみ、折原加奈
演出:岡本浩一(1)(4)(12)、石川北二(2)(8)(9)、本田隆一(3)(5)(6)
(7)(10)、岡崎成克(11)
チーフプロデューサー:堀口良則
プロデューサー:岡本浩一、河内俊昭

http://www.ytv.co.jp/gotakeshi/



第12話 女子高生を人質に立てこもり!白虎の宿敵タトゥーの男現る!
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レストランに突然ピエロの面を被った5人組の犯人が人質を
取って立て籠もる。今から我々が占拠するという犯人の手には
銃が握られていた。

白虎は藤井に彩乃はどうしたのか?と尋ねるが、最近アルバイト
に忙しいのか見ていないという。
先日彩乃の父親が人質となった事件に於いて、白虎がその時の
交渉役だったことが彼女に知られたことで、気まずさを引きず
っていた。
そんな白虎の元に、警視庁捜査一課の一条康介だと名乗る人物
が近付いてくる。
一条は捜査本部のある場所へと白虎を連れて行くと、そこで課長
をしている相模総一朗に逢わせる。
相模から立て籠もり事件が起こったことを聞かされ、犯人は
交渉役に白虎を指名してきたのだという。
そんな中、白虎の元に犯人から電話が鳴り、犯人は突然俺の声
を覚えているな?と問う。トルネシア大使館立て籠もり事件の
犯人である事は明らかだった。あの時の人質はどうしたのか?
と問う白虎。お前を交渉人として採用してやるという犯人。

彩乃は藤井の元へとやってくる。
藤井は彼女に白虎が心配していたことを語る。
藤井は彩乃に当時自分も刑事としてあの現場にいた事を語る。
現場が混乱している状況の中、白虎は自分の命と引き替えに
交渉した事を聞く。最悪のロシアンルーレットで、引き金を
引けたら一人ずつ人質を開放するという条件だったとのこと。
最後に残った人質が彩乃の父だったが、1/2の確率の状態で
引き金を引けなかった事を聞く。

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レストランに人質立て籠もり事件が発生する。
犯人は交渉役に白虎を指名し、2億円と逃走車の用意を要求する。
一方彩乃は3年前の事件で白虎と藤井が、自分の父が誘拐された
時に現場にいた人物だと知り複雑になる。

3年前の犯人がわざわざ白虎の前に現れ、そして似たようなシ
チュエーションを作ること自体には少々違和感があるけど、
有る程度は相手の手の内が分かる中での交渉という事で、なか
なか興味深い展開が用意された。

人質交渉に於いて時間稼ぎをしていることは明らかだけど、
藤井の言うように犯人を疲労させるというには時間が足りないし、
時間を稼いで何をするのかが今回のポイントだった。

何故犯人が捜査一課のことにまで詳しいのか分からないし、
その中でも課長の娘・絵里香を狙った犯行の意図がよく分から
ない。

交渉に於けるデッドラインに関しても上手く設定されているし
相手と牽制する中で、犯人との間でどちらがイニシアチブを
持って行るのか、展開が七転八倒して面白くできていたと思う。

話術によって現在の状況、心理的な優位性、相手の心を揺さぶる
様などとても上手く描かれている。
最終話ではどんな形で彩乃は父親と再会するのか。
正直人質として3年も生かされているなんて不自然な気がするの
だけど、その辺に何らかのカラクリが有ったりするのかな。

白井虎次郎 …… 西野亮廣 (33歳、通称白虎)
桜彩乃 …… 忽那汐里 (20歳、フリーター)
藤井信吾 …… ゴリ (34歳、喫茶店のマスター)

奈佐健臣 (ナレーション)


一条康介 …… 水橋研二 (警視庁捜査一課)
相模総一朗 …… 遠山俊也 (警視庁捜査一課)
相模絵里香 …… 田中莉香子 (総一朗の娘・人質)
沼田真也 …… 和田聰宏 (主犯格)

大山ルミ、山田将之、李千鶴、兼松若人、竹岡真悟、若澤晶範
伊藤力、花戸祐介、吉川奈穂、伊藤玄紀、谷真美也、長部努
中村敦、岸本尚子、加藤衛、伊澤眞美子、酒元信行
高山友里、加藤浩次


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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