マルモのおきて (2011年4月期・フジテレビ・日曜21時枠) 脚本：櫻井剛、阿相クミコ 音楽：澤野弘之、山田豊 編成企画：瀧山麻土香、水野綾子 プロデュース：橋本芙美 演出：河野圭太、城宝秀則 主題歌：薫と友樹、たまにムック「マル・マル・モリ・モリ!」 挿入歌：谷村詩織「きみのとなりで」 http://www.fujitv.co.jp/marumo/index.html

第5話 母ちゃんが双子を返せって…
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友樹の風邪は治るが今度は護が熱で倒れる。
護と薫は、登校前に彩に護の事を託して学校に行く。
陽介は護の様子を見に行くと、頬が腫れているのを目撃し、
もしかするとおたふく風邪ではないか?と問う。護はすぐに
母・節子に電話するも、幼いときにおたふくをやったかどうか
よく分からなかった。

護はカウンセラーの桜子の元にいく。
犬が話す件について話し合うが、珍しい症状だとして桜子から
ももう少し様子を見ようといわれる。護の姿を見て、おたふく
にかかっているのではないか?と言われる。

案の定護はおたふくにかかっていた。
会社でもその事実が知られ一週間程度は会社に来られない事を
知る。上司の鮫島は護が一人暮らしで苦労しているだろうから
誰か見舞いに行ってやれという。事情を知る真島は自分が様子
を見てくると告げる。

一方学校では友樹がニンジンを食べられず給食で残してしまう。
食べられない人は居残りになるが、薫が変わりに食べてくれる。

護は子供達に写してはいけないとして、子供達の勉強部屋に
護を隔離させる。
そんな中、家に節子がやってくる。

護は母に笹倉の子供たちで有ることを告げ、親戚に預けたら
バラバラになる為に引き取ったことを告げる。母は自分の子
でも子育ては大変なのに人様の子を育てるのは無理だとして、
認めない姿勢を示す。
彩や真島が見舞いに来ると、節子に挨拶する。
護は牧村さんにはこの事は言わない様告げるが・・・
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護がおたふく風邪にかかる中、母親が上京し子供達の面倒を
見ている事を知られてしまう。護は子供と一緒に過ごしたい
事を告げるが、母は反対する。

JINの対抗馬としては予想以上に奮闘しているドラマ。
逆に日曜のドラマといえばこういうファミリー感の有る
まったりとしたドラマを期待したいところ。

薫と護のセリフは普通に話すだけでも可愛いのに、鶴の恩返し
ならぬ隔離された護をそれに見立ててみたり、母親の前で
如何に護が大切な存在なのか、そして護がどれだけ子供達の
為に奮闘しているのかを子供達に語らせることで、上手く母親
の心に訴えかける物があった。他人の子供であってもこれだけ
可愛いければ反対する人も少ないだろうね。

護の周りに集まる人々を見れば、護自身のいい人っぷりが
上手く表現されているし、彩とかなの護を見守る視線も面白い
具合に対立の関係にある。

人参のエピソードは、付け足し感も強いけれど、本当の親子
の様な側面を浮かび上がらせているし、子供の時にありがちな
エピソードを重ねていくことで、上手く親子としての絆を
築いていっている感じがする。

そういえばこのドラマもCMが特別バージョンなのね。
(大抵CMはスキップしてしまうので気がつかなかった・・)
ドラマ「グッドライフ」でも、わっくんと七海のCMはとても
興味深く撮られているけど、このドラマ枠でも上手く出来て
いるなぁ。こういう所、フジテレビは上手いね。