マルモのおきて
(2011年4月期・フジテレビ・日曜21時枠)

脚本:櫻井剛(1)(3)(6)、阿相クミコ(2)(4)(5)
音楽:澤野弘之、山田豊
編成企画:瀧山麻土香、水野綾子
プロデュース:橋本芙美
演出:河野圭太(1)(2)(4)(6)、城宝秀則(3)(5)
主題歌:薫と友樹、たまにムック「マル・マル・モリ・モリ!」
挿入歌:谷村詩織「きみのとなりで」

http://www.fujitv.co.jp/marumo/index.html



第6話 マルモの顔なんて見たくない
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護は薫と友樹を連れてキャッチボールの練習にいく。
そこでクラスメートの
隼人が一人でこちらを見ていることを
知り誘おうとするが、彼は走って帰ってしまう。

翌朝、護は薫の髪の毛と格闘する。何度やっても上手く髪の毛
を結うことが出来ず。
薫と友樹は教室に着くと、隼人に対して何故昨日帰ってしま
ったのか?と問う。しかし話を聞いていた
健太は隼人に対して
女とキャッチボールするのか?と言われ、隼人はそれを否定し
恥ずかしさのあまり、薫の事を
"ささブタ"だと語ってしまう。

護は会社の帰りに牧村を待ち伏せする。
自分の母の前で婚約者だと演技してくれたことに感謝すると
共に、今度食事にでも行かないか?と誘う。牧村からは今度は
置き去りにしないでと言われる。

帰宅すると護は二人の子に牧村とデートすることを告げる。
そんな中、薫が不機嫌で食事を取らないことに気がつく。
原因を聞くが何でもないとして話そうとしない。しかし追求
すると隼人から薫のことをささブタだと言われた事を語る。
それを聞いた護は、男子は女子をからかうものだとし、好きな
女の子ならば尚更だという。無視すれば良いという。

その話をクジラで話をしていると、彩からそんな言い方は
しない方が良いと忠告される。真島も客としてきており、
護は女心を知らなすぎると言われる。

翌日、護と会社で凜花や民子に相談すると、男の子にからかわ
れる事は、まるで土足で全身を踏まれるような事だと言われる。
そんな中、鮫島から明日お得意様の元に行くので報告書に
目を通しておくよう言われる護。クレーム処理の仕事を引き継
ぐという意味なのか?

隼人は薫たちの前に現れると、護はパパではないのに家族だと
言うのは変だとからかい始める。すぐに飽きられて捨てられる
のがオチだという。それを否定する薫だが、何度も言われてい
るウチに不安になっていく。

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薫はクラスメートの隼人から意地悪され、護と薫は本当の
家族ではないので、ケンカしたり離れたら関係が終わると
言われてしまう。そんな事も知らず、護は薫が相手を突き飛
ばしてしまった事に謝罪する様要求する。

徐々に社会現象化し始めて注目が出てきたこのドラマ。
JINとの視聴率争いに於いて、最初は正直勝負にならないので
無いかという感じがしたし、裏番組の「行列のできる法律相談所」
の島田紳助さんも、JINの放送期間は完全に諦めムードを
投げかけて磯野貴理さん、東野幸治さんをフューチャーしている
中で、今では何と視聴率争いに於いて、徐々にその対決が面白く
なりつつある。
最終話までにもしかすると逆転も有るんじゃないかという気がする
けど、取りあえず今日の放送分では、「JIN−仁−」18.8%、
「マルモのおきて」15.6%と2週連続同じ数字だったみたいだ。


今までの仲良し家族の姿だけでなく、少しずつ遠慮し合う
関係から発展し、何でも言い合う関係に移行したことで、
家族の姿をより強調させる展開だった。

ドラマでは薫が再び家族とは何かを模索する中で、家族は
ケンカしたとしても互いに嫌ったとしても、容易に関係が
離れる訳ではないことを描いたもの。

娘の気持ちや女性の気持ちが分からなくなると、職場の女性陣
に尋ねてみたり、彩や陽介の関係を参考にするなど、とても
バランスよく描かれている。何よりも人間関係がとても
好感度を持つだけのほのぼのしさが有るのが良いね。

護が勤めている文具の役割も面白く、クレームから生まれる
新しい製品を利用し、護自身の気持ちも前進させ、親子関係
を上手く結びつけたと思う。

護が頭ごなしに叱りすぎじゃないかという気もしたし、
薫は相変わらず優等生っぷりを発揮したけど、それとは
逆に子供らしさを見せるところもこのドラマの良い点だ。

初めてのお使いとばかりに駅で電車に乗ろうとするシーン
はハラハラドキドキ。随分遅くに出かけていたけど、せめて
心配するならば、まずは畑中家を頼ってくれという気がする。

高木護 …… 阿部サダヲ (38歳、大手文具「あけぼの文具」)
笹倉薫 …… 芦田愛菜 (6歳、護が引き取ることになった双子の姉)
笹倉友樹 …… 鈴木福 (6歳、薫の弟)
ムック …… ムック(ミニチュアシュナウザー)
畑中陽介 …… 世良公則 (50歳、居酒屋「クジラ」を営む。アパートの大家。)
畑中彩 …… 比嘉愛未 (25歳、陽介の一人娘。バツイチ)
鮫島勇三 …… 伊武雅刀 (55歳、お客様相談室・室長)
牧村かな …… 滝沢沙織 (30歳、お客様相談室所属・広報部)
真島孝則 …… 小柳友 (25歳、お客様相談室所属。譲の後輩)
塩沢民子 …… 千葉雅子 (45歳、お客様相談室所属)
尾崎凛花 …… 外岡えりか (22歳、お客様相談室所属の派遣社員)
笹倉純一郎 …… 葛山信吾 (享年38、護の高校時代の親友)
安藤祐作 …… 山本啓之 (お客様相談室)
篠原良平 …… 小川智弘 (お客様相談室)

久保 …… 長谷川朝晴 (護の友人)
妙子 …… 氏家恵 (薫と友樹のおば)
礼奈 …… 池田愛 (妙子の娘、高校受験)
秋人 …… 二階堂智 (薫と友樹のおじ、青果店経営)
聡子 …… さいとう芽美 (秋人の妻)
桜子 …… 芳本美代子 (メンタルクリニック)
杉下 …… 六角慎司 (担任の教師)

岡亮

小学1年生

谷口隼人 …… 貴島康成 (両親が共働きで寂しい)
川口健太 …… 藤本飛龍
遠藤まなみ …… 本田望結

森本聖也 …… 西ヶ谷帆澄
戸上元気 …… 下出倫輝
広瀬 響 …… 後藤小太郎
石川 翼 …… 山口康智
遠藤まなみ …… 本田望結
町田はるか …… 芳山叶恋
伊藤亜里沙 …… 伊藤未来
椎名美桜 …… 内藤穂之香
木暮 葵 …… 瀬駒妃

相原綺羅、池田心雪、伊藤未来、太田麻里菜、片山愛澪
金子夢菜、木村拓翔、下出倫輝、立野海修、田中理勇
壇上葵、寺井大治、西ヶ谷帆澄、山田日向、満田伸明


伊達 …… 吉田鋼太郎 (元クレーマー)

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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