マルモのおきて
(2011年4月期・フジテレビ・日曜21時枠)

脚本:櫻井剛(1)(3)(6)(8)、阿相クミコ(2)(4)(5)(7)(9)
音楽:澤野弘之、山田豊
編成企画:瀧山麻土香、水野綾子
プロデュース:橋本芙美
演出:河野圭太(1)(2)(4)(6)(8)、城宝秀則(3)(5)(7)(9)
主題歌:薫と友樹、たまにムック「マル・マル・モリ・モリ!」
挿入歌:谷村詩織「きみのとなりで」

http://www.fujitv.co.jp/marumo/index.html



第9話 オレ、薫に手上げちゃった
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マルモは薫と友樹に対して今週末、ボーナスが出るので美味し
いものを食べに行こうと誘う。
マルモは会社に行くと民子に、子供服で安く販売している店を
尋ねると、広告を見せて貰う。みんなから薫と友樹に似合いそ
うな服に対して広告に印を付ける。
マルモは職場でかなとバッタリ再開する。一瞬気まずい雰囲気
が流れるが、マルモはまた元の同僚のように冗談を言い合える
関係に戻れると良いことを口にすると、かなも賛同する。

一方彩の元に、元旦那である
富沢達也から電話が鳴る。
喫茶店で話し合うと、彼は今秋に再婚する事を聞かされる。

薫は下校時に友樹に対して、今日は
まなみちゃんの家に遊びに
行くので、友樹は一人でお留守番になる。
友樹は下校途中で彩が男性と会い、時計を手渡されるのを目に
してしまう。帰宅すると、友樹は彩に対して結婚するのか?
と問い、彩さんが居なくなるのは寂しい事を訴える。しかし
彩はあれは元旦那である事を告げる。

薫はまなみの家から帰る途中に水たまりを見て大はしゃぎ。
その姿を偶然、薫の
母親・あゆみが目にしてしまう。
マルモと約束した手前、薫に声を掛けずに立ち去ろうとするが、
薫は通り過ぎる車に水を掛けられて転ぶ姿を目撃してしまう。
あゆみは薫に近寄ると、彼女を抱き寄せる。
あゆみは彼女に新しい服を買いに連れて行き、そして帰りに
ホットケーキを一緒に食べに行く。

一方帰宅したマルモは、友樹から薫が帰宅しない事を聞かさ
れる。心配するマルモと友樹はまなみの元に行くと、とっくに
帰ったという。焦る二人は、近所を探し回ると、薫の傘だけ
が落ちているのを見つける。
警察官・千葉に知らせに行くと、
先ほど川沿いで見かけたという。急いで川付近を見に行くと
川に浮かんでいるハンカチを見て友樹は、薫のハンカチに
似ているという。それを聞いてマルモは急いで川に入り、
薫が溺れていないか探し回る。

そんな中、薫が見つかったという報告を受けてすぐに彩の元
にいくと、薫はあゆみと一緒にいた。偶然町中で見かけて、
薫が倒れていたので助けた事を告げる。薫もあゆみから服を
買ってもらい、友樹の分も買ってもらったことを告げると、
マルモに対してお礼を言ってと語る。しかしマルモはそれを
聞いてすぐに帰ってくれとあゆみに告げる。

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薫はマルモの友達だと思っていたあゆみに良くされた事で
気をよくするが、肝心のマルモは突然不機嫌になり、彼女
に対してきつく当たってしまう。そして薫に対しても突き放す
事で、喧嘩に発展する。

やりたい事は分かるのだけど、薫からすればマルモの主張する
事は、突然不機嫌になったとしか思えず、不条理なままに
薫も殴られてしまった様な印象がある。
大事だとか大切に思っているとかその辺の主張も大事だけど
やはり真実を隠したまま、殴った理由も語らずに問題を処理
しようとした事で、かなり違和感を覚える内容となってしま
った。

マルモにはマルモの事情が有るという主張の中に、マルモ
のエゴしか見られずに、薫側から謝罪するというのも
少し帰宅が遅くなったという以外の理由が見つからない
からね。

ただマルモが如何に薫のことを大事にしているのか、それを
薫本人に伝える方法論は上手く機能していたし、多少強引で
有れ、父の日に合わせて家族の絆に焦点を当てたところは、
感動的な流れに帰着した感じがして悪くはなかった。

血の繋がりがある母親なのか、それともいつも傍にいてくれた
この世で一番大好きなマルモなのかの選択は実に酷なものが
有るけど、そんな主張を際だたせるためか、薫たちのメッセー
ジの中にも"親子ではないけど家族"というセリフをあざとく
入れる辺りは、如何にも大人が作ったシナリオだなと感じさ
せるものが有り、少々ゲンナリするものが有ったのも確かだ。

高木護 …… 阿部サダヲ (38歳、大手文具「あけぼの文具」)
笹倉薫 …… 芦田愛菜 (6歳、護が引き取ることになった双子の姉)
笹倉友樹 …… 鈴木福 (6歳、薫の弟)
ムック …… ムック(ミニチュアシュナウザー)
畑中陽介 …… 世良公則 (50歳、居酒屋「クジラ」を営む。アパ
ートの大家。)
畑中彩 …… 比嘉愛未 (25歳、陽介の一人娘。バツイチ)
鮫島勇三 …… 伊武雅刀 (55歳、お客様相談室・室長)
牧村かな …… 滝沢沙織 (30歳、お客様相談室所属・広報部)
真島孝則 …… 小柳友 (25歳、お客様相談室所属。譲の後輩)
塩沢民子 …… 千葉雅子 (45歳、お客様相談室所属)
尾崎凛花 …… 外岡えりか (22歳、お客様相談室所属の派遣社員)
笹倉純一郎 …… 葛山信吾 (享年38、護の高校時代の親友)
安藤祐作 …… 山本啓之 (お客様相談室)
篠原良平 …… 小川智弘 (お客様相談室)

久保 …… 長谷川朝晴 (護の友人)
妙子 …… 氏家恵 (薫と友樹のおば)
礼奈 …… 池田愛 (妙子の娘、高校受験)
秋人 …… 二階堂智 (薫と友樹のおじ、青果店経営)
聡子 …… さいとう芽美 (秋人の妻)
桜子 …… 芳本美代子 (メンタルクリニック)
杉下 …… 六角慎司 (担任の教師)

岡亮


小学1年生

谷口隼人 …… 貴島康成 (両親が共働きで寂しい)
川口健太 …… 藤本飛龍
遠藤まなみ …… 本田望結
森本聖也 …… 西ヶ谷帆澄
戸上元気 …… 下出倫輝
広瀬 響 …… 後藤小太郎
石川 翼 …… 山口康智
町田はるか …… 芳山叶恋
伊藤亜里沙 …… 伊藤未来
椎名美桜 …… 内藤穂之香
木暮 葵 …… 瀬駒妃

相原綺羅、池田心雪、伊藤未来、太田麻里菜、片山愛澪
金子夢菜、木村拓翔、下出倫輝、立野海修、田中理勇
壇上葵、寺井大治、西ヶ谷帆澄、山田日向、満田伸明

富沢達也 …… 田中幸太郎

木村初、藤浪詩織、小川智弘、山本啓之


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