マルモのおきて
(2011年4月期・フジテレビ・日曜21時枠)

脚本:櫻井剛(1)(3)(6)(8)(10)、阿相クミコ(2)(4)(5)(7)(9)(10)
音楽:澤野弘之、山田豊
編成企画:瀧山麻土香、水野綾子
プロデュース:橋本芙美
演出:河野圭太(1)(2)(4)(6)(8)、城宝秀則(3)(5)(7)(9)
八十島美也子(10)
主題歌:薫と友樹、たまにムック「マル・マル・モリ・モリ!」
挿入歌:谷村詩織「きみのとなりで」

http://www.fujitv.co.jp/marumo/index.html



第10話 おばちゃんは、ママですか?
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薫は夜中にたまたま薫たちが幼いときの写真を見てしまい、
そこに写る母親の姿があゆみに似ていることを知る。
護に対してあゆみが母親なのか?と問うが、似ている人だと
告げる。薫は何処かふに落ちないとしながらも、母親と一緒に
写る写真を受け取る。

翌朝、薫と友樹から今日は3時から運動会の説明会が有るけれど
来られるのか?と護に問う。休みをもらって必ずいくと。

薫は友樹にも母親と写る写真を見せるとあゆみが母親では無い
か?とするが、友樹は母は死んだのだから違うのではないかと
告げる。もしかして幽霊が出たのか?と二人は驚く。

会社で護は、運動会で大事なのは席取りだからねと言われる。
そんな中、会社では得意先との会議が3時まで有ることが分かり
護は陽介に電話し彩に変わりに出席して貰おうとするが、彩は
友人と映画に行ったという。そこで陽介に行って貰うことにな
る。

夜、護たちは流しそうめんを食べる中、友樹と薫は、護に対し
て母は何処の墓で寝ているのか?と問う。ママの墓参りをしたい
という二人。そんな中、あゆみから電話が鳴り護に明日会いた
い事を聞かされる。

会社で護は同僚達から応援グッズを持ち寄ってもらう。
鮫島は護を呼び出すと、開発部から護の異動を求められている
事を聞かされる。元々護は開発を希望していたので、話を通して
おくという。よく考えて決めろと言われる。

そんな中、"くじら"の前で迷い犬の張り紙を見た泉雅子と三郎
は、ウチで飼っていた犬かも知れないと陽介の元にやってくる。

一方あゆみと会う護は、先日汚れた薫の洋服を返され、勝手
に薫を連れ回したことを謝罪する。どうしても倒れた薫を
目にして放っておけなかったという。薫は運動会の事も話して
いて楽しそうにしていたと。あゆみは現在医療事務で働いて
いるという。護は結婚しないのか?という問いかけに多分しない
だろうという。二人のことが有るからか?とし、ご迷惑を
かけているのではないかと問う。しかしそんな心配は不要だと
語る。

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ついに薫に母親と一緒に写る写真を見られてしまう。
薫はその母親と、あゆみが似ている事に気がつき護に事実関係
を尋ねるが、護はそれを否定する。
そんな中、ムックの飼い主ではないかという人物まで現れる。

ムックの飼い主が見つかるかどうかのエピソードを上手いこと
引き合いに出し、薫と友樹の件で自分が固執していることは、
そんな主張に矛盾した行為ではないかと自問していく。

ドラマとしては、またしてもあゆみの登場かに思えるけれど、
例え一度は過ちを犯すも、自分の子供をそう簡単に諦められ
ない心理を巧みに貫いた格好だった。

護の主張の背景には、親友の求めている気持ちというものが
存在し、それが親子関係をつなぎ止める名分にもなっていた
のだけど、親友の気持ちだと思っていた事が間違いである事
が分かった今、引き留められる材料もなく、手放すほか選択肢
が無い状況に追い込まれていく。

護にしてもあゆみにしても互いに子供を思う気持ちが痛いほど
分かる事実を目の前にして、譲り合う姿があるし、子供の為に
どんな結論を持って行くのがベストなのか。

結論としては見えている感じがするけど、変にこじらせるので
はなく、素直に最後の時を一緒に過ごして感動の別れを演出
して欲しいと思う。彩さんの絶妙なフォローとか有ると良い
んだけどね。

そういえば護がメンタルクリニックに通っている件で、結論
は付けられるのだろうか?

高木護 …… 阿部サダヲ (38歳、大手文具「あけぼの文具」)
笹倉薫 …… 芦田愛菜 (6歳、護が引き取ることになった双子の姉)
笹倉友樹 …… 鈴木福 (6歳、薫の弟)
ムック …… ムック(ミニチュアシュナウザー)
畑中陽介 …… 世良公則 (50歳、居酒屋「クジラ」を営む。アパ
ートの大家。)
畑中彩 …… 比嘉愛未 (25歳、陽介の一人娘。バツイチ)
鮫島勇三 …… 伊武雅刀 (55歳、お客様相談室・室長)
牧村かな …… 滝沢沙織 (30歳、お客様相談室所属・広報部)
真島孝則 …… 小柳友 (25歳、お客様相談室所属。譲の後輩)
塩沢民子 …… 千葉雅子 (45歳、お客様相談室所属)
尾崎凛花 …… 外岡えりか (22歳、お客様相談室所属の派遣社員)
笹倉純一郎 …… 葛山信吾 (享年38、護の高校時代の親友)
安藤祐作 …… 山本啓之 (お客様相談室)
篠原良平 …… 小川智弘 (お客様相談室)

久保 …… 長谷川朝晴 (護の友人)
妙子 …… 氏家恵 (薫と友樹のおば)
礼奈 …… 池田愛 (妙子の娘、高校受験)
秋人 …… 二階堂智 (薫と友樹のおじ、青果店経営)
聡子 …… さいとう芽美 (秋人の妻)
桜子 …… 芳本美代子 (メンタルクリニック)
杉下 …… 六角慎司 (担任の教師)

岡亮


小学1年生

谷口隼人 …… 貴島康成 (両親が共働きで寂しい)
川口健太 …… 藤本飛龍
遠藤まなみ …… 本田望結
森本聖也 …… 西ヶ谷帆澄
戸上元気 …… 下出倫輝
広瀬 響 …… 後藤小太郎
石川 翼 …… 山口康智
町田はるか …… 芳山叶恋
伊藤亜里沙 …… 伊藤未来
椎名美桜 …… 内藤穂之香
木暮 葵 …… 瀬駒妃

相原綺羅、池田心雪、伊藤未来、太田麻里菜、片山愛澪
金子夢菜、木村拓翔、下出倫輝、立野海修、田中理勇
壇上葵、寺井大治、西ヶ谷帆澄、山田日向、満田伸明

磯秀明、勝倉けい子、友倉由美子、木村初、藤浪詩織


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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