美咲ナンバーワン！！ (2011年1月期・日テレ・水曜22時枠) 演出／大谷太郎(1)、森雅広、石尾純 脚本／江頭美智留(1)、松田裕子 プロデューサー／加藤正俊、三上絵里子 http://www.ntv.co.jp/misaki/

第1話 新米熱血教師はNo.1キャバクラ嬢!
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六本木のキャバクラ"SOUTHERN SEA"。
今日はその店のナンバー1キャバ嬢・天王寺美咲の送別パーテ
ィーが開かれていた。三年前に彼女が来たときには気が利かな
い子だったというママ。梨奈は美咲が辞めると聞いて涙する。
レイカは折角ママがここまで育てたのにもったいないと告げる。

美咲のお得意さんでも有った堺も花を持って美咲のパーティー
に来るも気持ちは嬉しいが、今日は娘さんの誕生日でしょう
とし、家族を大事に出来ない男が夜遊びする権利はないという。
そんな美咲の姿を見て、客に説教したり、悩みを聞いたり、
損得勘定を抜きにして、客と関わった結果、彼女がNO.1になれ
たとのだという。ママは美咲にしかできない仕事が他にあると
して、彼女を送り出す。
同業者や常連の客から、店を辞めて何をするのか?と尋ねると、
美咲は、先生になる事を話す。一同ビックリ!

遅くまで"もつ福"で飲んでいた美咲は、初出勤の日にもかかわ
らず寝坊する。
急いで彼女が赴任する御堂学園へと向かう。

教頭の鶴橋、そして玉造は新しく赴任する美咲が来ないことに
呆れる。そんな中、職員室に駆け込んでくる美咲。
校長の玉造は、彼女が2年Z組の担任になる美咲先生だと、他の
教師に紹介する。鶴橋は初日から遅刻するなんてと呟き、その
派手な格好は何なのかと告げる。

美咲は玉造からあくまで夜の仕事をしていた事は内緒にして
いて欲しいという。この学校は50年の歴史があり、文武両道
品行方正を掲げている学校で、理事会や保護者の視線も厳しい
のだという。美咲はお世話になったママからの頼みで教師に
なったが、私などで勤まるのか?と問う。玉造はこの学園を
生徒の為に変えて欲しいと頼む。

2年Z組は一般のクラスからは少し隔離された場所にあった。
2年はA、B、C、Dと来て何でZ組なのか?と疑問に思う。
教室に入るとそこに生徒は誰一人として居なかった。

Z組はこの学校でも落ちぶれた生徒が流れ着く場所で、生徒達は
3学期の頃から全く来なくなった事を知る。
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名門校"御堂学園"の中でドロップアウトした生徒が集う2年Z組。
六本木のNO.1キャバ嬢の美咲が、ママの頼みで荒んだクラスを
立て直すために派遣される。果たしてドロップアウトして卑屈
になった生徒達を美咲は救うことが出来るのか。

個人的にあんまり好きじゃないけど、世間的には大ウケして
視聴率が高い「ごくせん」の演出家と脚本家が作った作品。

話し合いでは解決出来ない事を一人の先生が暴力で解決していく
「ごくせん」に対して、キャバ嬢が主人公という事を利用して、
どのように生徒にアプローチをかけていくのか。

内容もかなり馬鹿っぽくて、クラブのオーナーが無理に問題を
引き起こしている感じにしか見えず、そんな生徒の手帳を手に
入れたクラブのオーナーは、脅しを掛けてくるけれどマスコミ
に対して一体何を訴えるのか?。そんな疑問もさることながら、
マスコミに知られたらどっちが不利な立場なのかと小一時間
問いつめたい内容だった。

生徒たちの駄目さ加減のスパイラルは典型的な生徒の甘えの
構図と化しているし、ここまで落ちぶれると、話を聞かない
先生が悪いのか信用できない行動しか取っていない生徒が悪い
のかよく分からないものがある。

どう考えても出席日数も足りないし、もう退学でも良いんじゃ
ないか?という気がするけど、学校側がこれらの生徒を残しておく
のは授業料収入を期待しての事なのだろうか。

どうせ最後は「始めからこんな先生に出会っていれば・・・」となる
事は必至だし、キャバ嬢である事実が明らかにされていくの
だろうけど、明らかにされるまでに何処まで上手く関係が築けて
いるのかなのかな。

こんなドラマだけどキャストは要所を押さえて良い感じ。
金田明夫さんが面と向かっては生徒に文句を言わないけど、
言わずには居られないキャラクターが笑えるな。
こういうドラマにありがちなキャラクターだけどね。

正直演技力がイマイチな大政絢さん&市川知宏くんだけど、
見栄えが良いのは確か。
Kis-My-Ft2が正直どんなグループなのか分からなかったけど、
KAT-TUNの次のジャニーズグループって感じの位置づけなのかな。