美咲ナンバーワン！！ (2011年1月期・日テレ・水曜22時枠) 演出／大谷太郎(1)(2)(5)、森雅広(3)、石尾純(4)(6) 脚本／江頭美智留(1)(2)、松田裕子(3)(5)、梅田みか(4)(6) プロデューサー／加藤正俊、三上絵里子 http://www.ntv.co.jp/misaki/

第6話 発覚!!元キャバ嬢
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美咲は出勤すると、姫島先生からメイクがバッチリ決まってい
る事を指摘される。店に出るのに比べたらこんな事、どうって
事ないと思わず口を滑らせる彼女。
そんな中、教頭が職員室に入ってくる。教頭は美咲を見ると
相変わらずチャラチャラした格好で生徒に示しが付かないと
非難される。美咲は教頭の肌がとても綺麗な事を指摘し、若返る
メイク法を伝授する。すると教頭もそれ以上文句を言わずに、
鏡に向かい始める。

三国から教頭を飼い慣らすとは凄いと誉められると、美咲は
まずは相手の良いところを見つけて誉める所から始めると
仲良くなれるのだという。キャバ嬢をやっていた時の基本テク
だという。そんな会話を聞いていた校長は、その調子で頑張っ
て欲しいという。美咲は三国にママからサザンシーのボトル
無料券を渡されたとして彼に渡す。大喜びの三国。

教室に行くと姫島先生が生徒達から称えられていた。
話を聞くと、生徒達のアンケートの結果、先生の人気投票に
於いて姫島が一番になったのだという。美咲は一票差で次点。
六本木ではNO.1だったのに、2-ZではNO.2だなんてと落ち込む
美咲は、次こそNO.1になると宣言する。

アイツが来てから学校が楽しくなったと和真。
他の仲間達もそういえばキレ無くなったなという。今は学校に
来るのも悪くないと告げる。

美咲はサザンシーに行くと、ママと飲んでいる校長の姿。
美咲はママに校長との関係を尋ねると、校長は高校時代の恩師
だという。どうしてキャバ嬢と知って教師に招いたのか?と
尋ねると、今の学校は成績や進学率を上げることを重視し、
生徒との関係を疎かにしている事を告げ、一人一人と向き合える
先生が居ないかママに相談したところ、それを出来る人を知って
いるとした事で美咲がやり玉に挙がったとの事だった。
どうして学校には隠すのか?という梨奈の質問に対して、ウチは
伝統校なのでPTAや理事会が五月蠅いという。そんな中、天満
学年主任が、他の男性教師3人を連れて店に来る。校長と美咲
は思わず陰に隠れてしまう。
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美咲が雑誌に掲載されているのを生徒や教師達に知られてしまう
中、生徒の一人、九条和真は昔から因縁の有る不良生徒と再び
再会し、ケンカに発展してしまう。

これまで美咲が生徒達の為に貢献してきた努力と、美咲が居ない
頃の2-Zというクラスがどんな状況だったのか。
その辺の事情をみんなが一切忘れているという不自然な状況が
あった。
特に教頭の言い分など酷いもので、美咲が来てから問題ばかり
起こしているような口ぶりだけど、元々酷かった訳で、どの口が
そんなセリフを吐くのかと小一時間って感じ。

昔の不良仲間からケンカを吹っかけられ、信頼する先生のために
暴力を封印するという、見ていてこっ恥ずかしくなる様な
使い古されたネタがてんこ盛り。

やっぱり先生たちは信じてくれないんだと駄々をこねるも、
今までしてきたことを考えれば、そう簡単にそのレッテルが
剥がされるわけもなく、和真たち自身が美咲がキャバ嬢という
事でのレッテルを自ら引き合いに出して使っているという所が
我が儘な奴を印象づけるものだった。

ただそんなベタベタな展開の中にも、最後に生徒達たち
の事を守るための美咲のセリフには、何処か感動させられてし
まうというのが、この手のドラマなんだよね。

美咲がキャバ嬢だったという衝撃の事実も、一連の顛末に紛れて
うやむやになっているし、一応私立校なので、その辺は校長の裁量に
委ねられるべきものなのかな。