美咲ナンバーワン！！ (2011年1月期・日テレ・水曜22時枠) 演出／大谷太郎(1)(2)(5)(8)、森雅広(3)(7)、石尾純(4)(6) 脚本／江頭美智留(1)(2)(7)、松田裕子(3)(5)(8)、梅田みか(4)(6) プロデューサー／加藤正俊、三上絵里子 http://www.ntv.co.jp/misaki/

第8話 辞めないで!!先生
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星田の家でホラー映画を見た和真、湊、長瀬は、ちょっと寝不
足。登校の際に唯がみんなと合流する。唯は誰から見られてい
る気がするとして振り返ると、男性陣は昨日のホラー映画の
影響から寒気を感じる。そんな中、元気のない三国が彼らに
声を掛ける。5人組は、三国の様子が変なことにすぐに気がつく。

3年生の入試の結果が出そろい、御堂高校からも早稲田や慶応
などの大学に多くの合格者を出す。今年の3年生は明らかに
優秀だと教頭も喜ぶ。そんな中、2年生の模試に於いてD組だけ
が全体的に落ちている事を知る。D組の担任は三国だった。
美咲はD組だけ成績が落ちたと言うことは、Z組は上がったのか
と喜ぶが、Z組は誰一人として模試を受けていないことを知る。

唯はクラスのみんなに何者かに尾行されている事を告げる。
まさかストーカーなのか。しかし男性達は、女性は自意識過剰
だから勘違いではないかとし、女性達は男性に女心が分からな
いと、互いに非難し合う。唯は家に帰る途中にずっと後を
つけられていたとし、この間かかってきた非通知の電話は
無言だったという。ストーカーだとしたら徐々にエスカレート
してしまうのではないかと告げる。それを聞いた和真は絶対に
許せないと告げ、良いことを思いついたと仲間に告げる。

一方職員室に居る三国の元に、生徒の一人・柏原が呼び出され
る。最近成績が落ちている事を指摘し、何か困っていることが
有るのか?と問い、何でも相談に乗るという。しかし周りの
教師たちの手前、言いたそうな素振りを見せるも話すことが
出来なかった。

一方三国も美咲に話しかけられると、彼女に話したいことが
あるとし、今日時間があるか?と尋ねる。

和真は放課後仲間をいつもの喫茶店に呼び集め、ストーカーを
捕まえようと告げる。そして唯に俺たちがお前を守る事を
約束する。

三国はSOUTHERN SEAで美咲やホステスたちの前で、自分は今学期
いっぱいで教師を辞めることを告げる。生徒が寂しがるのでは
ないか?という美咲。教師を辞めて何をするのか?という問いかけ
に、実家の金沢に戻り造り酒屋を継ぐという。それを聞いた
ママは、もしかして造り酒屋とは三国酒造の事なのか?と問うと
彼はそこの御曹司だと分かる。ホステスたちの目の色が変わり
アピール合戦に突入する。
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5人組の一人で紅一点の唯は誰かに尾行されている事を訴える中、
三国は実家の家業を継ぐために今学期を以て学校を辞める
と言い出す。果たして中途半端なまま教師を辞めて実家に戻る
のか。

先の展開を見なくても結末が読めてしまうところは、もう少し
なんとかして欲しい所。
なかなか自分とは関係のない所に関わり合いを持ちたくない
現代人にあって、その辺の所に切れ込んで積極的に関わり合っ
ていくところは美咲らしさが出ている点か。

正直この程度のことで、傷ついてしまう生徒が如何に勉強以外
に人生の経験を積んでいないのか分かるようなエピソードだし、
この程度のことでアドバイスしてくれた教師を恨み、責任を
押しつけるという難解な思考は、現代的なスパイスが加味され、
ほとんどモンスターペアレント化しているような感じもする。
ちょっとした事で事実とは違う噂が立ってしまう辺りも、現代
っぽい所なのかな。

美咲の主張が生徒だけでなく、同僚・先輩の教師の気持ちを
動かすという事で、一連の流れを見ている生徒達には美咲に
より信頼を寄せると共に、三国と美咲の関係性をより近づけた
感じなのかな。

湘南乃風の若旦那本人が出演。ママが意外にもミーハーだという
事が分かった。三国に言い寄るときには、特殊効果的映像が
見られたぞ。