Oh!デビー 脚本：小峯裕之(1)(2)、鈴木太一(3) 劇中歌：山崎燿 音楽：櫻井真一 プロデューサー：関卓也、大木綾子 演出：田中亮 http://www.bs-sptv.com/debbie/

第3話 史上最太の危機
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花梨も劇に加わり、劇団デビーの新たなメンバーとしての始動
を開始する。演出家の松宮は、劇団員達に、後半バテ過ぎで
あることを指摘。そして花梨に対しては「虹の向こうに何が有
るか?」と尋ね、その先にある物は「宇宙だ」という。宇宙を
感じて演じろとアドバイスする。

一報アンナは以前として公演に出演できない事に不満を抱いて
いた。演出家の松宮に出演させて欲しいとするが、デビーと違
い、トップハットは名門劇団故に一年目は練習に励むよう告げ
る。アンナは社長の前で、デビーシアターを使って何か公演
させてくれないか?と頼むと、デビーシアターをトップハット
の二軍が使う練習公演として使うのも有りだという。
アンナはその劇団名を"アンナ&ブラザーズ"と命名する。
社長は松宮に対して、今のデビーは飽きたことを告げ、そろそ
ろ新しい物が見たいと要求する。その為には何かを変える必要
が有ることを迫られる。
松宮はその事実を劇団員にも告げる。劇団員は何を変えれば
良いのかと考えるが、松宮は一人一人の意識の変化が必要だと
告げる。劇団員はより太るべきだと考える人もいて、花梨に
あんこを食べさせ、太らせようとする人も居た。

そんな折り、西園寺不動産と経営者たちの会議が行われる。
話の議題はデビーシアターを今後どうするべきなのかという事
だった。シアターを潰してトップハットのグッズ販売の場を
作るべきだと主張する新平たちの姿に社長も納得し、松宮に
対して、デビーが生まれ変わらねば劇団を解散することを告げ
る。デビーは現在赤字続きで全く価値を見いだせていない事を
指摘され、存続させたいのであれば、まずは新しいデビーの
姿を見せろという。

劇団員達もその会議を影で聞いていた。
新平がこの一件に関わっている事を知り、劇団員は花梨に対し
て、新平に逢ってなんとかして貰えと言われる。仕方なく彼女
は新平に電話するも電話が繋がらなかった。
デビー劇団では食費もリストラの対象になり、質素な食事が
食卓に並ぶのを見て劇団員たちは危機感を募らせる。

アンナが電話で恋人に振られるのをたまたま聞いてしまった
花梨は微笑む中、自分も電話が繋がらない事を口にすると、
アンナから単に着信拒否をされているだけだという。アンナ
の携帯電話で新平に電話するとあっさりと繋がったことに
ショックを受ける。
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劇団デビーの公演が赤字続きということもあり、デビーシアタ
ーも徐々にトップハットの練習場と化していく。
そんな折り、もしもこのままの状態ならば劇団デビーを解散
させると言われ、変化を求められるも、劇団員は誰一人として
練習せず、演出家も沈黙を守っているだけの状態だった。
花梨は一人焦り動き出そうとするが・・・

劇団デビーの公演ってそれなりに面白いのでもう少し人が
入っても良さそうな気がするけど、現実はこんなものなのかな。

今回は有紗が太ってしまった原因と松宮が堕落している原因
が描かれ、それは劇団デビーの存在へと上手く繋がっていく。
掘り下げ方としては悪くはないし、花梨と劇団員とのやりとり
はとても軽快で楽しいものがあるが、花梨は結局何もしていな
いにも関わらず、抜擢されていくとする意味不明の流れを
演出していくと共に、劇団員自体が演技や歌に関して一切練習
する姿が見られない所はかなりの違和感を覚える。

もちろんその後に繋がるサプライズ感を演出するために、
劇団員が何もしていない様に見せることも大事なんだけど、
少しは練習しても良いような感じ。
「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。」とばかりに、太っているだけ
のデブはただのデブ状態はちょっと厳しいぞ。

アンナにしても、親が金持ちだという事が今回発覚したけど
一年目の新人がちょっと企画に関わりすぎるかな。

でも冒頭の公演で矢田亜希子さん演じるダンスの姿とか滅茶
苦茶可愛らしいし、彼女のライバルとして登場する西園寺アンナ
も嫌なキャラではあるけど、必要以上の嫌みさはなくてなかなか
上手くできている。大抵日本のドラマに出てくる嫌みなお嬢様
役は、白鳥麗子風な感じで漫画チック過ぎて萎えるものなん
だけどね。