大切なことはすべて君が教えてくれた
(2011年1月期・フジテレビ・月曜21時枠)

脚本 - 安達奈緒子
音楽 - 林ゆうき
プロデュース - 増本淳、清水一幸
演出 - 西浦正記(1)(2)(3)(6)、葉山浩樹(4)(5)

http://www.fujitv.co.jp/kimigaoshietekureta/index.html



第6話 半年後
--------------------------------------------------------
夏実に対して部員たちは結婚祝いを持ってくる。色々と有った
けど渡せてよかったという。プレゼントしたのはコーヒーメー
カーだった。ひかりは部活にやってくると、直輝は彼女に対して
よく平気な顔をしてこられるなという。しかしそれを夏実は
止める。あれだけ引っかき回されたのに何故かばうのか?と
いう彼に対して貴方が変わりに怒ってくれたからもう良いとし
教師に戻れたことを語る。

鶴岡教頭から修二は、生徒との接触を禁じるとして
半年間の
停職処分
を言い渡す。関係がなかったにせよ生徒を家に泊めた
事実には変わりがないという。

修二はクラスにいくと、みんなにいやな思いをさせたことを謝罪
する。自分は半年間の謹慎になった事を告げると、何もなかった
という訳にはいかない事を語る。ホントは責められてもここに
来て過ごしたかったとし、自分だけが逃げるような形になった
事を謝罪。ボクは教師なのに守ってあげられなくてごめんと
告げる。

望未は中西の元に行くと、何故生徒と教師は恋愛してはダメ
なのか?と尋ねる。中西は恋愛事態は悪いことではないとした
上で、しかし生徒を好きになると一人の事を特別な目で見る
事になり、教師は全員を見る義務があるので、生徒を主観的に
見るようになったら失格だと語る。最終ラインは恋愛感情なの
だろうと告げる。

修二は帰宅しようとすると、校門では夏実が待っていた。
修二は式をキャンセルしたのか?と問うと辛い思いをさせて
ごめんと謝罪。夏実は修二にとって私はガイドのようなもの
で、旅の楽しみを奪っているのだとし、修二は初めてあの子を
自分の意思で選んだのだと語る。恋愛の感情は別にして助けたい
と自分で動いた修二の人生はこれからだと語る。そんな中、
私の存在は邪魔になるという。前を歩くことは疲れたとし、
修二は私が居ると甘えてしまうのだと告げると、夏実は修二の
頬を叩いて別れを告げる。

6ヶ月後の冬。
江藤と辰哉は一緒にサッカーをしていた児玉が顔面にボールを
ぶつけて鼻血が出たために保健室へと連れて行く。そこには
望未とひかりがいた。ひかりは学校に来ても保健室で授業を
受けることが殆ど。来週柏木が戻ってくるねと望未は語り、
また普通に話せるか?と尋ねると、逢ってみないと分からないと
ひかりは語る。

修二は実家で酒屋の手伝いをして生活していた。
母・育子や博一は修二への対応に戸惑っていた。挫折した人間
が再帰が難しいことを実感する修二。頑張っていた頃の自分が
逆に馬鹿みたいに感じていた。もう期待されることも無くなる
と落ち込む中、兄の孝一は修二に語りかけるのだった。

--------------------------------------------------------

半年間の謹慎になる修二。
その半年の間実家に戻り仕事を手伝っていくウチに、徐々に
学校に行くべき理由を見失い、ついには辞表届けを書き始める。
半年後、辞表を出すつもりで学校に行くと、そこには数々の
サプライズ的展開が待っていた。

修二に対して言葉尻だけを持って鬼畜生とばかりに非難して
いたものたちが、何の反省もなく、堂々とした姿がある事に
違和感が有ると共に、そんな視聴者の気持ちを完全にすっ飛ば
して時間を進めてしまった感のある展開だった。

亜弥とか直輝とか望未とか、人を傷付けたことに対する反省は
一切無い。修二の事を完全に人格否定していたこの三人に対
する嫌悪感がなんとも言えない感じだけど、もう少しそんな心情を
汲んでから時間を進めて欲しかった。

ドラマとして面白いのは、修二は兄弟の中で愛情を受けて育った
側の人物であり、ひかりは逆に姉妹の中では親の愛情を希薄で
有ると感じて育った人物である点だ。
互いに補完し逢える関係になれるのではないかというそんな
感触が二人の間の中で描かれた。

また中西のセリフなんかも教師らしく、生徒の疑問に上手く
受け答えしている所は感心できる。

子供をダシにして気持ちを呼び戻したくない気持ちも分からない
でもないが、逆にお腹を大きくしてから告白することもまた、
逆に父親側の意向を無視した行動のようで、なんだか微妙な
ものがあった。

でもなんだかんだ言って面白いね。
やっぱり主人公周りのキャラクターはどれも、今をときめく
人たちばかりだものね。

上原夏実 - 戸田恵梨香 (1年の担任教師、英語)
柏木修二 - 三浦春馬 (2年1組の担任教師、生物)
金子雅代 - 能世あんな (2年3組の担任)
東堂さやか - 篠田麻里子 (ウェディングプランナー)
水谷亜弥 - 内田有紀 (看護師)
中西佳史 - 西村雅彦 (2年2組の担任、学年主任)
鶴岡悟司 - 風間杜夫 (教頭)

-2年1組-
佐伯ひかり:武井咲 (病気を抱える?)
平岡直輝:菅田将暉 (関西弁の陽気な男)
加川涼子:広瀬アリス (明るくムードメーカー)
児玉賢太郎:中島健人 (新幹線トリオ)
渡辺優奈:石橋杏奈 (涼子の親友)
園田望未:剛力彩芽 (父が借金、明るい性格)
田口和孝:永嶋柊吾 (川本と愛し合う)
宇野沙莉: 伊藤沙莉
江藤バーンズ凌真:バーンズ勇気 (力と体格に恵まれる)
牧田玲花:替地桃子
相沢航希:長村航希
石本千寿:佐伯千寿
小野誠也:丸若薫 (学力に優れる)
川本万里:石橋菜津美 (田口と愛し合う)
高橋悠希:倉益悠希
瀧山辰哉:黒木辰哉 (携帯の写真を見てどういう事だと詰め寄る)
千葉奈々:大平奈津美
辻本奈知:央川奈知 (ひかりの携帯を見てしまう)
土屋孝之:大津尋葵
徳永玲奈:能年玲奈
中田広稀:中島広稀
中野愛里:中島愛里
夏川流太:外波山流太
西野優衣:伊藤優衣
根本健人:疋田健人
野口優里:中村優里
橋本達也:羽染達也
樋口みはと:伊勢みはと
桃井天音:岡山天音
安田美月:小松美月
山口美咲:米村美咲
吉川タツヤ:岸田タツヤ

バスケ部
星野陽子 - しほの涼
元木彩 - 竹本彩
有野佐知 - 石丸佐知
眞鍋理沙 - 本間理紗
藤岡優里奈 - 齋藤優里奈
田辺かおり - 渡辺かおり
山田純平 - 笹山純平
山田哲平 - 笹山哲平
井口龍之介 - 永井龍之介
田中力意 - 園田力意

上村克実 …… 新井康弘 (夏実の父、へルニア)
上村圭子 …… 朝加真由美 (夏実の母)
柏木孝一 …… 新井浩文 (修二の兄)
正則 …… 神保悟志 (ひかりの父)
博一 …… 春海四方 (修二の父)
育子 …… 三谷悦代 (修二の母)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system