美しい隣人 (2011年1月期・フジテレビ・火曜22時枠) 脚本：神山由美子 音楽：池頼広 演出：今井和久、小松隆志、星野和成 プロデューサー：豊福陽子、遠田孝一、浅井千瑞 http://www.ktv.jp/rinjin/

第2話 幸福を壊す女
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絵里子は悪夢で目覚めると、子供・駿の寝顔を見に行く。

その頃、大阪のバーで飲んでいた沙希と慎二。
慎二は沙希に話しかける。
彼女が独り身で有ることを聞くと寂しくないか?と尋ねる。
寂しいときはあるが、自分で自分の面倒を見て自分の時間を
自由に使うのが好きだという。恋をすることは有っても結婚
はしないという。慎二が結婚している事を知ると、結婚は
楽しいものなのか?と尋ねる。一度してみれば良いと告げる慎二。
沙希は両親が仲が悪かったので、結婚が良い物だとは思えない
事を告げる。
沙希は貴方の奥さんはどんな人かと問う。普通の良さを持った
人だとし、単身赴任であるので最近こっちに来たがっている
と告げる。
沙希は終電が近いので帰ると告げ席を立つ。
マスターはまた来てくださいと告げると、沙希は大阪での仕事
がもうすぐ終わりだとし、来週の今日にまた来ると告げて帰る。

翌朝、沙希は絵里子に大阪の出張お土産を手渡す。
絵里子は沙希を自宅に招くと、もらったロールケーキを一緒に
食べる。沙希は夫婦仲が良くて羨ましい事を告げ、旦那さんは
毎週帰ってくるのか?と尋ねる。最近は忙しいらしく3週間に
一度程度との事。不安も有るだろうが、開放感を感じるもの
ではないか?と問い、もう一度恋をして良いという気分になる
のではないかと告げる。
沙希は旦那に女性の影を感じたことはないのか?と尋ねると、
無いと告げ知りたくもない事だとし、自分は信じるしかないと
告げる。
逆に沙希のことを尋ねられると、自分の夫にはそんな影が有ると
いう。アメリカで夫には付き合っている女性が居て、もう日本
にも来ないかも知れない事を語る。その事は最近知った事だ
とし、絵里子ならばこういう時にどうするか?と尋ねる。
やっぱり夫から話を聞くべきなのだろうが難しい事を告げると、
やっぱり国籍が違うと理解し合うのも難しいと語る。

時々夫でもこの人がこんな風に思っていたのかと気付かされる
時があるとし、元々は他人だと告げると沙希は、私も浮気しよ
うかなと呟く。絵里子はしちゃえば良いと語る。

絵里子は朝から夫にインターネットで連絡を取る。
夫は駿に何かあると思って心配するだろうとし、決めた時間以外
は連絡しないよう語る。絵里子は夫に浮気しないでねと呟く。
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沙希は子供が溺れる夢を見たことから、不安さを覚えていく中で
あの日から一年の時がやってくる。絵里子にとって何でも話し
合える隣人となりつつある沙希だが、徐々に彼女の行動に違和感
を覚えていく。

沙希は家庭を崩壊させるのが目的なのか、それとも行き違った
運命をただ呪っているだけなのか。

何の思惑があれ、大阪まで行ったり来たりしている辺りの
沙希のバイタリティの中に、恨みの強さが感じられる。
心配なのは一体この人、どうやって生活費を稼いでいるのか?
という庶民的な疑問なのだが、夫がアメリカに居るという事
は本当のことなのか。

ドラマとして沙希が子供の母である事は間違いないのだろうけ
ど、案外あっさりとその事実を知る人物を登場させたなと思う。
近所の人ならば沙希の事を知る人物が居ても可笑しくない
わけで、何故一年前にこの公園に来ていたのか気になる所。

沙希が子供の母親であるという事実が早くも絵里子に伝わるの
ではないかとする辺りの池でのやりとりは興味深く、筧雅彦が
沙希にとってどんな人物なのか。

未だに影を潜めている藤井美菜さん演じる真下亜美とか
気になる所だけど、案外沙希と慎二は早いウチにくっついて、
暫く絵里子の家で慎二が沙希の存在に戸惑う表情をいたぶる
ように眺めていく様な内容になっていくのかな。

いつでも女性同士、仲違いしそうなピリピリした所が怖い。
この緊張感に支配されながらドラマを楽しんでいくのだろう。
真由美は熱心にスイミングスクールに駿を連れて行こうとする
けど、嫌がっているのが分からず、絵里子もハッキリと断り
切れない所が、女性同士の関係の面倒くささって感じもするな。