37歳で医者になった僕 〜研修医純情物語〜 (2012年4月期・フジ・火曜22時枠) 原作：川渕圭一 脚本：古家和尚 プロデュース：木村淳 演出：三宅喜重、白木啓一郎 主題歌：サカナクション「僕と花」 http://www.ktv.jp/37doctor/

第1話 僕は自分をやり直す為に医者になった
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東央医科大学病院に4人の新しい研修医が赴任される。
総合内科病棟で3ヶ月の間共にする同期には、会社を辞め37歳に
なって研修医になった者、成績優秀の女性研修医、チャラい
研修医、地方の個人病院の息子などなど。
大学病院という上下関係の厳しい世界の中で、果たしてそれぞれ
に意見や意志を持って患者と接することが出来るのか。

現在お昼過ぎに放送されている僕シリーズ3部作を見ている
様な雰囲気のあるドラマ。

公務員の中に会社員が入社して改革したりする物語は時々
描かれるけれど、これもある意味では固定概念を崩そうとする
為に全く別の立場から来た男性を使って、大学病院の問題と
いうものを指摘していく内容となるのだろう。

是が非でも医師としてのキャリアをスタートさせなければなら
ないという立場を持って、キャラクターが暴走するのを止めよ
うとする縛りがある中でも、自分の意志を何処まで貫くことが
出来るのか。

病院ものはどれも手堅く面白いものがある。
マンネリ化するドラマの中でも、37歳の研修医であるという点
や一度は民間の一流企業に籍を置いていたとする辺りの設定は
このドラマの特徴的なところである。

最終的に主人公に花を持たせるにしても、主人公が抱えている
事情が主人公自身の決断に足枷となる事は明らかで、そんな
ジレンマを抱えつつもどれだけ自分自身を見せ続けられるのか。