相棒11
(2012年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)、戸田山雅司(2)、太田愛(3)、櫻井武晴(4)(7)
ハセベバクシンオー(5)、守口悠介(5・協力)、徳永富彦(6)
監督・和泉聖治(1)(3)(6)、近藤俊明(2)(7)、東伸児(4)、田村孝蔵
(5)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





 

第7話 幽霊屋敷
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右京とトオルは内村、中園から失踪人の捜索を命じられて、
廃墟と化しているある豪邸に来ていた。この空き屋では過去に
二度行方不明になった子供が発見されており、三日前にも
不動産業者の今井正二(32歳)が、担当している管理物件に行くと
行ったきり戻ってこないという。話を聞いているとこの屋敷には
幽霊が出るという噂が有り、室内には魔除けのお札まで貼ってある
のを目撃。そんな中でトオルは幽霊を見たとして、突然驚きの
声を上げる。

シーズン2の13話「神隠しに出演した吉田一郎の再登場。

ドラマとしては、幽霊屋敷だとされるこの土地に隠された秘密を暴いて
いくというもの。全ての謎を解き明かすのではなく、一部は不可解な
事象として余韻を残す辺りは、幽霊もののネタを扱う上ではありがちな
味付け。
やたらと右京がハイテンションだったというのが意外にも思えた。

色んな所で不自然なキャラクターの言動が目に付くが、どの件も凶悪な
事件性を帯びた物は無くて一安心。ドラマとしてのテーマは家族や親子
関係にあったものだろうけど、親の心配、子供の心配など入り乱れて
とても複雑な様相を呈していた。

また大人のつく嘘と子供のつく嘘の違いが面白いようにあぶり出される。
金は真相を曇らせるものだろうけど、大人の嘘はどれも金銭絡みで
世知辛さを感じる。
人騒がせな子供の嘘は許されざるものがあるのだけど、それも全ては
大人の事情に振り回されていると思うと、憎めないものとなっている。

ホームレス、自殺、統廃合、生前贈与など現実的なネタが多様に盛り込ま
れている辺りは櫻井さんっぽいところだった。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
甲斐享 …… 成宮寛貴 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
月本幸子 …… 鈴木杏樹 (二代目"花の里"女将)
笛吹悦子 …… 真飛聖 (国際線・客室乗務員、享の彼女)
甲斐峯秋 …… 石坂浩二 (警察庁・次官)
田丸寿三郎 …… 品川徹 (警視総監)
井出実篤 …… 井上高志 (警視庁・警務部長)
田中靖 …… 五王四郎 (警視庁・総務官)
堀江邦之 …… 山口良一 (中根署・係長)
沢田泰造 …… 園岡新太郎 (中根署・警察官)
土屋公示 …… 芦沢礼多 (中根署・警察官)

吉田一郎 …… 松尾貴史 (ホームレス)
黛喜一島 …… 津健太郎 (不動産"カージナルエステート")
 境浩太 …… 青柳文太郎 (ホームレス)
屋敷今日子 …… 羽田圭子 (政三郎の娘、黛と頻繁に連絡?)
森洋子 …… 福田ゆみ (看護師)
屋敷政三郎 …… 小杉勇二 (屋敷の主、末期癌、生前贈与)
青木陽香 …… 比佐廉 (母親、夫・卓と共に花屋を経営)
青木唯香 …… 池田莉々依 (娘、去年失踪した)
赤井美代 …… 廣瀬真寿美 (啓の母)
赤井啓 …… 戸松恵哉 (息子、二年前に失踪、唯香の同級生)
中山園子 …… 野口ふみえ (仙台に住む篤志の母)
増田伊都夫 …… 長野克弘 (ホームレス、浩太と行動を共にする)
青木卓 …… 服部桂吾
中山篤志 …… 足立りょう太
噂話をする近所のおばさん …… しのへけい子、澤純子

飯泉アキラ


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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