相棒11
(2012年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本・輿水泰弘(1)(9)(10)、戸田山雅司(2)(12)、太田愛(3)(11)
櫻井武晴(4)(7)(17)、ハセベバクシンオー(5)(16)、守口悠介(5・協力)
徳永富彦(6)(13)、金井寛(8)(15)、酒井雅秋(14)、柿木健二郎(16・協
力)
監督・和泉聖治(1)(3)(6)(11)(15)、近藤俊明(2)(7)(8)(16)、東伸児
(4)(14)
田村孝蔵(5)、安養寺工(9)(10)、近藤一彦(12)(13)、橋本一(17)
プロデュース・伊東仁、西戸敦郎、土田真通
音楽・池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/





第17話 ビリー
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カイトはSNS・交流サイト"FACEGOOD"で彼女の悦子の発言をチェ
ックしていると角田からFACEGOODについて色々と聞かれる。
博識な右京もカイトの説明を食い入るように聞いている中で、
携帯電話の住所録以上に、SNSでのやりとりでは情報が流れて
しまう事が分かる。
そんな中、尾藤という男性が南赤坂のビルの屋上で殺害されて
発見される。彼はSNSを使って別人に成りすましていた事が
分かる。

ドラマとしては、いよいよ公開が近づく劇場版「相棒シリーズ
X DAY」
の公開前のネタフリが行われている感じ。
ただ既にその事件は解決している様な口ぶりで、今回登場する
岩月彬と伊丹刑事の間にはそれなりの絆が生まれている様な
間柄だった。

ドラマは至ってシンプルな結婚詐欺事件を近代の手口で行ったと
するもの。
これだけプライバシーが叫ばれている現在、顔の見えない相手
に対する警戒心とは逆に、ちょっとした要素があれば、人は
簡単に他人に信用してしまうという事を皮肉って描いた感じの
ネタだった。

オレオレ詐欺に見る近代の犯罪の傾向からすると、人が容易
に欺されてしまう事もある意味では納得出来るものが有るし、
人脈は宝で有るけれども、それを利用して犯罪にも利用出来て
しまう所が何とも言えないものが有る。

国内にいながら海外から発送したように見せかけたり、
コンピュータ技術を利用して、容易に他人を作り上げられてしま
うという所がまた色んな意味で現在の人間関係を象徴しており
人格とは何か、個人の存在とは何か、信頼関係とはどういう
所から生まれるのがを今一度考えさせるネタだったかなと思う。

オチとしては意外性をついた感じだけど、巻き込まれてしまった
外国人もまたかなり気の毒な感じがした。

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
甲斐享 …… 成宮寛貴 (警部補・特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
大河内春樹 …… 神保悟志 (警察庁長官官房室長)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
月本幸子 …… 鈴木杏樹 (二代目"花の里"女将)
笛吹悦子 …… 真飛聖 (国際線・客室乗務員、享の彼女)
甲斐峯秋 …… 石坂浩二 (警察庁・次官)
田丸寿三郎 …… 品川徹 (警視総監)
井出実篤 …… 井上高志 (警視庁・警務部長)
田中靖 …… 五王四郎 (警視庁・総務官)
堀江邦之 …… 山口良一 (中根署・係長)
沢田泰造 …… 園岡新太郎 (中根署・警察官)
土屋公示 …… 芦沢礼多 (中根署・警察官)

岩月彬 …… 田中圭 (サイバー犯罪対策課)
小田切亜紀 …… 関めぐみ (サイバー犯罪対策課)
尾藤正和 …… 桜木信介 (詐欺師、殺される)
村井今日子 …… 占部房子 (尾藤に欺された人)
川島真里 …… 野口かおる (尾藤に欺された人)
ジョン・エリオット …… ロバート・アンダーソン
野口浩二 …… 牧徹 (会員制のバーのバーテンダー)
新城泰明 …… 大和屋ソセキ (スキューバ)
江崎誠 …… 乃木太三 (バーのピアニスト)
都築修 …… 小林峻 (イギリスの靴メーカー"イーニアス")
捜査官 …… 真木恵未

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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