ATARU (2012年4月期・TBS・日曜21時枠) 脚本：櫻井武晴 演出：木村ひさし プロデュース：植田博樹／韓哲 http://www.tbs.co.jp/ATARU/

第3話 身勝手な男心ＶＳ奇妙な女心
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有明港で遺体が発見される。
頭部に不審な陥没痕があるとの事で、被害者は広告代理店の
社長・弓削勝則。死亡推定時刻は5月5日のPM9時ごろで、発見
から三日が経っているという。被害者の持ち物から釣りをして
いたであろう事は明らかで、崖から誤って落ちて死亡したので
は無いか?と推察されるが・・・

舞子が休職中に事件が起き、それを調査している内にチョコザ
イが勝手に何処かに行ってしまう。
捨て山だとする案件に対して、舞子はとりあえず被害者が何故
熱海に出張に行こうとしていたのか、そして彼に存在していた
愛人とは一体誰なのかを調べていくことになる。

事件性がないとされた案件に対して、チョコザイを使って事件性
を証明していく。
今期のテレ朝ドラマ「Answer〜警視庁検証捜査官」を別の角度
で描いたような感じで、行き詰まりを見せる捜査に対して、圧倒
的な知識と洞察力の元で、捜査を主導していく。

世の中には矛盾だらけのことがまかり通っているハズで、
チョコザイくらいの能力が有れば、色んな所にレーダーが反応
しそうな感じもするが、チョコザイが関心をもって、自らスイッ
チを入れるかどうかが問題な様子。
蛯名家の母親の死に関しても、スイッチが入ってしまったり
すると真相が明かされてしまうのか。

今回は頭部と足の骨折痕(fracture)の着眼点から始まり、ネイル
とヨコエビ(sweeper)を口にして、どれもヒントだけを口にする
役割だけど、今回は自ら弓削の会社にタクシーで乗り付けたり、
犯行現場にまで足を運ぶなど、もの凄いアクティブな一面が
出てきた感じ。

問題は何故FBIが監視しているのかということなのか。
チョコザイのような人物を捜査に使えるかどうかを検証すべく
アメリカではなく日本の捜査機関で試しているという感じなの
だろうか。

ドラマ自体は歪な家族の形を見せられた格好で、愛の形が歪み
まくったものが有り、別の意味で二時間サスペンスドラマとして
描かれそうな内容だったけど、家族の死を通して舞子の気持ちが
描かれたりする一面も見られ、ドラマに厚みを増すような流れ
だった。チョコザイが施設に入れられてしまうとなると、
捜査協力が求められなくなりそうだし、一体その辺をどう処理
していくのか気になるね。

そういえばお昼のトークショーで浅利陽介くんが高橋ひとみさん
と共演した時にビンタされた話をしていたけど、このドラマの
事だったのね。