ATARU
(2012年4月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:櫻井武晴
演出:木村ひさし
プロデュース:植田博樹/韓哲

http://www.tbs.co.jp/ATARU/





第6話 絶対音感の知られざる殺意
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アパートの一室で長岡という男性が手首を切って浴槽で亡くな
って発見される。第一発見者はアパート管理人の石嶺。
手首を切った事による失血死ではあるが、頭にタンコブが出来
ていることや、部屋が荒らされたように汚れていることなど
から、他殺の線も考えるも、自殺の線が強くて司法解剖の許可
も下りなかった。そんな中で、舞子は現場近くの道端でうずくま
る女性・咲絵と遭遇する。彼女は絶対音感を身につけていて、
不協和音に気分を害している事を知る。

不協和音の発生源でもある男性の事を嫌い討論に発展した末に
女性が殺害してしまったのか。
それとも3年前にも自殺があった部屋には何か特異な事情が
存在するのか。そして三年前以前より居住していたちょっぴり
オタクっぽさを醸し出す隣人の男性が何ら殺人に関与しているの
か。

チョコザイが結果的に事件以外の件でもかなり反応しているので
かなり状況としては複雑だけど、前回と同様にちょっと特異な
体質やら病気の人間の症状をチョコザイを使って紹介した感じの
内容だった。

事件自体は比較的オーソドックスなものがあり、鑑識がもっと
がんばらなければならない案件である。
少なくとも頭をぶつけたとする場所を特定すべきだし、見ていると
至るとこに物証が有りそうで、争った形跡が見つかるのではないか
という感じがする。

やたらと視聴者の視線を周波数と足跡に集中させていたけど、
結果的に周波数の流れ自体は事件とは関わりがなくミスディレク
ションの為に使われたエピソード。しかしそんな病状の女性の
姿を通してチョコザイ自身の苦しさを表現するというところは
良く出来た所だった。

コメディ的演出が"聞き間違い"による一辺倒になりつつある。
人の話の腰を折ったり、舞子のキメポーズを途中で遮るという
流れと同様にもう少しその辺の面白さを追求しても良いのかな
と思う。

さていよいよFBIが日本の警察に対して不穏な動きを見せ始めま
した。今回やたらと犬飼が酒に酔って男らしかったのが笑えた。
石川唯は逆にやたらとウザったかったのが不評だったのか、
最近大人しくなった感じもする。

チョコザイ …… 中居正広 (謎の青年・サヴァン症候群)
沢俊一 …… 北村一輝 (主任・警部補)
蛯名舞子 …… 栗山千明 (巡査部長)
蛯名昇 …… 玉森裕太 (弟。医大生)
蛯名達夫 …… 利重剛 (父)
蛯名真理子 …… 奥貫薫 (母、15年前に自殺!?)
中津川洋治 …… 嶋田久作 (係長・警部)
渥見怜志 …… 田中哲司 (科捜研連絡係、妻は沙織)
野崎蓮生 …… 千原せいじ (警部補)
犬飼甲子郎 …… 中村靖日 (照会センター)
松島光輝 …… 庄野崎謙 (巡査部長、舞子が好き)
石川唯 …… 光宗薫 (機動鑑識係)
黒木永正 …… 中村昌也 (巡査部長)
玉倉孝 …… 三好博道 (巡査部長、メガネ)
チョコザイの父 …… 市村正親
ラリー井上 …… 村上弘明 (FBI)
安孫子智 …… 菅原大吉

シンクロ関係者 ……
アリナ・マックレオド(ナンシー捜査官・吹替:松原亜希)、
E・ババシアン(ポアゾン警部・吹替:石塚運昇)
ニコラス・エリクソン、カティア・ソスタフスカ
チャック・ジョンソン
セバスチャン・ルフロック(ダニエル捜査官・吹替:松本考平)


水瀬咲絵 …… 寺島咲 (絶対音感)
東太一 …… 石田卓也 (長岡の隣人、夜のコンビニでバイト)
石嶺勝男 …… 花王おさむ (アパート"植哲ハイツ"管理人)
長岡満 …… 布施紀行 (25最、被害者)
幼少期の咲絵 …… 石井萌々果

ROLLY、マイケル・B、和泉今日子、井上浩、谷藤太
柏村栄行、新川優愛、八木菜々花、黒澤佐知子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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