ビューティフルレイン
(2012年7月期・フジ・日曜21時枠)

脚本:羽原大介
音楽:平沢敦士
編成企画:鹿内植・佐藤未郷
企画統括:成河広明
プロデュース:貸川聡子・山崎淳子
演出:水田成英・小林義則・八十島美也子
主題歌:芦田愛菜「雨に願いを」

http://www.fujitv.co.jp/beautifulrain/index.html





第5話 忘れたくない…父と娘の夏の思い出
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夏休みに入り、美雨は夏休みの課題として思い出の絵日記を
書かなければならない中、他の生徒たちはみんな家族と旅行
する事を計画しているのを知る。
一方圭介は、社長に病気の事実を打ち明け、解雇を覚悟する
も社長は病気の事を良く知らず、病気で直るのではないかと
考えて安易に返事していくことになるが・・・

この手のドラマにはありがちなエピソードだった。
唯一の例外は、二度に渡る社長とのやりとりを通して、
圭介に辛い宣告を与えられるのかと思えば、それが行われなか
ったという事だろうか。

アカネと若年性アルツハイマーの関係性を匂わせつつも、相変
わらず上手い感じで回避して、興味を引き留めているところは
上手く機能している。ただこのままヘビの生殺し状態を
続けていくわけにも行かないのだろうので、この病気が
アカネ本人に関係しているのか、それとも旦那の拓哉の事なのか
が気になる。
今のところアカネにそのような症状が見られない所を見ると、
拓哉の兄弟や関係者がその病気にかかっていたりするのかな。

圭介が忘れっぽいとはいえ、ちょっと二度に渡って家に帰ろう
とする辺りの展開がくどすぎたし、違和感が有ったといえば
有ったのかも知れない。

最後は美雨の涙によって、これまでのドラマが全てどうでも
良くなってしまう程に可愛い所が有るね。

ワンパターンといえばワンパターンなドラマだけど、この手の
ドラマを初めて見る人も居るだろうし、自分の様にドラマ
マニアばかりではないと思うので、そういう意味では普段
ドラマを見慣れていない人にはお勧め出来るドラマなのかな。

ベランダでのちょっとした圭介とアカネのやりとりも、僅か
な時間だけど、現実逃避出来るくらいの雰囲気が有って良い感じ
のシーンだ。

木下圭介 …… 豊川悦司 (妻と死別、下町の工場、元大手建設会社)
木下美雨 …… 芦田愛菜 (娘)
勝田秋生 …… 三浦翔平 (圭介が勤める職場の後輩職人)
宗田清 …… でんでん (圭介の先輩工員)
古賀豊 …… 安田顕 (主治医)
新井春子 …… 国生さゆり (小料理店"はるこ")
新井小太郎 …… 高木星来 (美雨の友達)
立花健太 …… 君嶋麻耶 (警察官)
松山昇 …… 金時むすこ (父、八百屋)
松山菜子 …… 吉田里琴 (八百屋の娘、バレエ教室)
中村千恵子 …… 丘みつ子 (妻)
中村富美夫 …… 蟹江敬三 (職場の社長)
西脇アカネ …… 中谷美紀 (中村家の長女、夫は拓哉)
小柴佳子 …… 畑野ひろ子 (担任の教師)
木下妙子 …… 石橋けい (圭介の元妻、既に亡くなっている)
内藤 …… 康実紗 (城都大付属病院・看護師)

高橋稔、後藤陽子、児玉司、ゆかわたかし、和泉今日子
松井響希

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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