ビューティフルレイン
(2012年7月期・フジ・日曜21時枠)

脚本:羽原大介
音楽:平沢敦士
編成企画:鹿内植・佐藤未郷
企画統括:成河広明
プロデュース:貸川聡子・山崎淳子
演出:水田成英・小林義則・八十島美也子
主題歌:芦田愛菜「雨に願いを」

http://www.fujitv.co.jp/beautifulrain/index.html





第8話 親なのに、離れる。親だから、離れる
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圭介は病状が進行する前に、美雨を祖父母の元で生活させるか
悩む中で、圭介は美雨のバレエの発表会場へと向かう。
途中でカメラのフィルムが無くなっている事に気がついた圭介
は美雨を置いたまま買い物に行き、そして忘れて会場に一人
で向かってしまう。その事が原因で美雨は自転車に轢かれ、
危うく大けがに繋がりそうになるが・・・

いよいよ別れが近づいている事を予感させるエピソードで、
圭介自身が見聞きしたり体験していく中で、妻との約束を優先
すべきなのか、そして美雨のために一番良い方法論は何なのか
を考えさせていく流れが存在する。そして美雨自身も、病気の
圭介に対して、自分の役割みたいなモノを感じさせて、自分が
我慢することで父親の事を考えようとしているところに、上手い
感じの親子の絆と優しさに触れるエピソードへと昇華させて
いる。

今回は泣きの演技が無かったのかと思うと、これまでのワンパ
ターンな演出からは外れてしまった感じがしてちょっぴり
物足りなさも感じるが、美雨が嘘をついてまで出かけた意図は
何処にあるのかサプライズなエンディングへと繋げていて
なかなか面白い作り。そういえばクローバーネタなんて有った
なと今更ながら気づかされた。

周りの人の優しい視線の先には、やはり美雨の圧倒的な可愛さ
というものが存在しているので、美雨ちゃんが可愛くなくても
人はこれ程世話をしてくれるのかちょっぴり気になるものが
有る。

大きなサプライズ感は必要ないと思うし、圭介が末期的症状に
なるまで描かなくても良いので、上手い形でエンディングに
繋げて欲しいなと思う。

木下圭介 …… 豊川悦司 (妻と死別、下町の工場、元大手建設会社)
木下美雨 …… 芦田愛菜 (娘)
勝田秋生 …… 三浦翔平 (圭介が勤める職場の後輩職人)
宗田清 …… でんでん (圭介の先輩工員)
古賀豊 …… 安田顕 (主治医)
新井春子 …… 国生さゆり (小料理店"はるこ")
新井小太郎 …… 高木星来 (美雨の友達)
立花健太 …… 君嶋麻耶 (警察官)
松山昇 …… 金時むすこ (父、八百屋)
松山菜子 …… 吉田里琴 (八百屋の娘、バレエ教室)
中村千恵子 …… 丘みつ子 (妻)
中村富美夫 …… 蟹江敬三 (職場の社長)
西脇アカネ …… 中谷美紀 (中村家の長女、夫は拓哉)
小柴佳子 …… 畑野ひろ子 (担任の教師)
木下妙子 …… 石橋けい (圭介の元妻、既に亡くなっている)
内藤 …… 康実紗 (城都大付属病院・看護師)

高橋稔

一夫 …… 浜田晃 (妙子の父)
愛子 …… 岩本多代 (妙子の母)

マコト、上野山浩、安田俊、小沼雪乃、大野葵

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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