ビューティフルレイン (2012年7月期・フジ・日曜21時枠) 脚本：羽原大介 音楽：平沢敦士 編成企画：鹿内植・佐藤未郷 企画統括：成河広明 プロデュース：貸川聡子・山崎淳子 演出：水田成英・小林義則・八十島美也子 主題歌：芦田愛菜「雨に願いを」 http://www.fujitv.co.jp/beautifulrain/index.html

第10話 父ちゃん、美雨の事忘れちゃうの？
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圭介は夏休みが終わると同時に美雨に全ての事情を説明しよう
と考えていた。しかし美雨は説明を受ける前に、祖父母たち
から転校の手続きをしていて、このままずっと沼津で生活する
事を聞かされ、一人で東京行きのバスに乗ってしまう。
圭介は帰宅した美雨に、自分の病が今後好転しないという事を
説明していくが・・・

祖父母自らが事態を招いたような感じを強調することで、実家
を巻き込んだ騒動に後腐れ無く一区切りつけた様な感じの
流れだった。

美雨はもちろん、美雨を見守る職場の人間関係を見ている
だけで心優しくなれるドラマだし、アカネの時とは違うという
事を強調するようなそんな周りの視線が、絶望的な事態の中
でも未来を照らし出してくれている感じがしてなんとも言え
ない良さを感じる。

未来の心配よりも今を生きるというのは、最近のドラマでは
よく見られる主張の一つ。先のことを考えすぎる日本人の特性
をつねるようなものが有るのかも知れないが、苦しい状況でも
周りの暖かい人間関係を見ていれば元気になれるものがあるね。

美雨の行動の一つ一つが愛らしく、圭介が子供のためだと主張
するほどに、彼女の視線は大人の言い訳は見逃さないと語って
居るようで、やはり芦田愛菜ちゃんの存在感は凄いなと思わせ
る。