クレオパトラな女たち
(2012年4月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本:大石静
演出:岩本仁志、猪股隆一
チーフプロデューサー:田中芳樹
プロデューサー:山本由緒

http://www.ntv.co.jp/cleo/





第1話 顔は命!美容外科は幸福への近道!?
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東和医大で形成外科医の岸峯太郎は、親の借金を返済するため
に、東和医大の井上教授に頼んで、教授の同期の湯川マリが
経営する美容外科で働かせてもらうことになる。給料は良いが
峯太郎の価値観とは随分違う美容外科の世界に、複雑な気持ち
になるが・・・

女性の価値観と男性の価値観の違いがモロにぶつかり合う話
であり、ある意味では、現代と過去の価値観のぶつかり合いの
ような様相を呈している。

自分の体を傷つける事は親からもらった大事な体を傷つける
事だとして、アジア的価値観の下ではなかなか整形に対する
拒絶感は有ると思うのだけど、韓国やハリウッド発の整形事情が
今日の整形に対する視線を変えている事も事実であり、タトゥー
やボディピアスなどに対しては否定的な視線が残っているに
しても、整形は随分身近なものになってきたのではないかな。

全く理解の出来ないところから始まって、否定し続ける峯太郎
だけど、徐々に患者と接していくことで、こういう施術が
コンプレックスを持つ女性にとっては生死を問うほどに重要な
ものであるという事が描かれ、女性不信を誘う反面、患者の気持
ちに触れることで、少しずつ女性心理を理解していくドラマの
様だ。

時折整形に対して青臭い主張が行われたり、一度施した手術後
の顔は戻せないとすることなど、忠告する様な流れも存在するが
大部分は手術して良かったとするオチが用意されているし、
峯太郎自身、大学病院で外科医をしている以上に客との距離感
が近いこともあって、感謝されることや患者の反応がダイレクト
に伝わってくる部分が峯太郎にとってどう写るのかがポイント
となっていくのだろう。

やはり気になるのは、峯太郎と互いに慕い有っている黒崎裕の
存在だろうか。

クリニックで杉本有美さんや奥田恵梨華さんが働いている所
が嬉しい。

ビューティー・サージャリー・クリニック(BSC)

岸峯太郎 …… 佐藤隆太 (32歳、形成外科専門医)
市井睦 …… 稲森いずみ (40歳、No.2の腕利きの美容外科医)
湯川マリ …… 余貴美子 (56歳、クリニックの院長)
岸谷葵 …… 北乃きい (23歳、勤務するナース)
黒崎裕 …… 綾野剛 (32歳、峯太郎の自宅に同居している友人)
富坂昇治 …… 三浦翔平 (24歳、血液検査会社・メディエット)
村松春 …… 宮地雅子 (45歳、フリーの麻酔科医)
岸慎太郎 …… 山崎一 (60歳、峯太郎の実父・借金)
星田美羽 …… 芦名星 (28歳、勤務する医師)
土井珠子 …… いせゆみこ (33歳、勤務する栄養士)
中尾志野 …… 奥田恵梨華 (29歳、勤務するナース)
佐藤綾香 …… 杉本有美 (25歳、クリニックの受付)
田淵もえ …… 小篠恵奈 (21歳、クリニックの受付、読者モデル)
市井達也 …… 佐藤瑠生亮 (睦の息子)
市井克也 …… 宇納佑 (睦の夫)
市井真知子 …… 岩本多代 (睦の義母)
看護師 …… 宮本京佳 (BSCの看護師)

河原華 …… 筒井真理子 (妻、夫にブスだと言われ見返したい)
河原一郎 …… 大河内浩 (夫、単身赴任、嫉妬深い)
城島かれん …… 荒井萌 (20歳、大学生、ホクロ除去)
田丸 …… 青山玲子 (整形客、常連、クーポン)
患者 …… 岩橋道子 (豊胸手術の相談)

梅井彩、宮津康行、植野堀愛、石田旬、荻原くるみ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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