GTO (2012年7月期・フジ・火曜22時枠) 原作：藤沢とおる『GTO』『GTO SYONAN 14DAYS』（講談社 週刊少 年マガジン・コミックス刊） 脚本：深沢正樹 ほか プロデューサー：河西秀幸（関西テレビ）、山本喜彦（MMJ） 演出：今井和久 ほか 主題歌『24karats TRIBE OF GOLD』歌:EXILE TRIBE http://www.ktv.jp/gto/index.html

第3話 過激な恋の罠鬼塚が真実愛を絶叫
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鬼塚は登校拒否している美姫を助けるも、生徒達は絶対に欺さ
れないとばかりに、担任への攻撃を辞めようとはしない。
鬼塚はより生徒達の事を知る為にも、家庭訪問を決行していく。
そんな中、村井と遥の間に問題が有る事が発覚していく。

幼なじみの一方(遥)が団地住まいである事にコンプレックスを感じ
金持ちのエリートと付き合うために背伸びをしている事実が有
る。そんな意味のない生活をしようとしている彼女を國男は止めよう
とするも、なかなか体を張って止める事が出来ずに居る中、
鬼塚が積極的に関わっていくという物。

全ては吉田羊さんの胸の谷間に集約されてしまった今回のドラ
マ。鬼塚を使って、生徒の勇気を奮い立たせるという意味では
面白く出来ていたし、鬼塚を奮い立たせる数々のお色気シーン
がキラりと光るものが有る。

このドラマ、前作ではドラマの中でもかなりのキーポント的な役割を
果たしてエピソードで、トラックドライバーの母・村上里佳子さん
と息子・池内博之さんが担当したパート、國男はクラスで
一番の問題児の雅の幼なじみで、双璧を成すくらいクラスでは
問題児という設定だったのだけど、今回は随分と設定が変えら
れてしまい、國男自身はこんなに良い母親に育てられたにもか
かわらず、何故教師に反抗しているのか全く意味が分からず、
説得力を失ってしまった。
國男は中ボスだったけど、今回は完全に雑魚的キャラクターに
降格されており、雅の参謀役としては相当物足りない役割だった。

高級品に身を包んでいるとなかなか人の中身や本質を見誤る
可能性を示唆していて、裸にする事で、その本質に気づかせよ
うとしたり、相手を懲らしめるのもサッカーボールを使うとい
う事で暴力性を排除しようと考えたのかも知れないが、逆に虐
めのような描写になってしまっている所は残念だし、CGも安っ
ぽかった。

このままだとカール・ゴッチにはなれないわよって理事長は
どんだけプロレス通なんだって感じ。

他の教師達の役割が限りなく弱くなってしまい、殆ど存在感が
無いのが残念。冬月自身の存在感自体が薄くなってしまって
いるので、このポジションに人を据え置かなくてもドラマが
成立してしまっている所が前作と違ってバランスの悪いところ
だ。