GTO (2012年7月期・フジ・火曜22時枠) 原作：藤沢とおる『GTO』『GTO SYONAN 14DAYS』（講談社 週刊少 年マガジン・コミックス刊） 脚本：深沢正樹 ほか プロデューサー：河西秀幸（関西テレビ）、山本喜彦（MMJ） 演出：今井和久 ほか 主題歌『24karats TRIBE OF GOLD』歌:EXILE TRIBE http://www.ktv.jp/gto/index.html

第5話 鬼塚怒り爆発虐待親から涙の救出
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水泳の授業中、鬼塚はプールサイドで休んでいる堂島を見かけ
泳げないが為に休んでいるモノと勘違いする。
嫌がる生徒の服を無理矢理脱がせてプールの中に入れると、
なんと堂島の背中にはタトゥーが彫られている事が分かる。

一ノ瀬という元暴力団の男性と堂島との関係を描いた話だった。

ようやく冬月先生の存在を利用したドラマになった感じで、
初めて彼女の存在が利用された格好だった。
そんな彼女を使い、生徒のためには教師は体を張って守るべき
存在なのか、家庭の問題には何処まで踏み込むべきなのかという
問題点を描き出した。

ただ冬月先生が最後に教師とは何なのか?と理事長に尋ねる
シーンが有ったけど、このドラマを見ていると彼女の疑問は
ごもっともという感じがするほど、学園ドラマとしての枠は
超えている感じがする。

雅がクラスメイトの家庭の問題を使って、担任を排除しようと
しているけれど、その行動は逆に見れば、過去の事件という名目
を利用し、自分勝手な不満のはけ口に利用しているだけの
行動にしか見えず、神崎麗美がいうように、最終的には
雅がクラスから排除されるという状況を作って、鬼塚が助ける
という事で彼女の心を救っていくのかなと思う所が有る。

今回の案件では、とても難しい物が有ったけど、鬼塚が腕力
での力を誇示しつつも、最終的には同業者に処理を托すという
のは流れとしては悪くは無かった。
ただ謎の双子は登場させる必要が有ったのか疑問が有ったし、
私立の割に施設暮らしの生徒が通っていたり、成績の差みたい
なものを感じる様々な生徒が居る辺りは違和感が有るな。

そして大人の事情なのか、メインキャラたちが水着姿を
封印しているところは相当違和感が有ったな。