GTO (2012年7月期・フジ・火曜22時枠) 原作：藤沢とおる『GTO』『GTO SYONAN 14DAYS』（講談社 週刊少 年マガジン・コミックス刊） 脚本：深沢正樹 ほか プロデューサー：河西秀幸（関西テレビ）、山本喜彦（MMJ） 演出：今井和久 ほか 主題歌『24karats TRIBE OF GOLD』歌:EXILE TRIBE http://www.ktv.jp/gto/index.html

第7話 鬼塚命がけ！ＩＱ２００才女を救え
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知能指数IQ200の天才児・麗美だが、母親からは虐待に近い
扱いを受け、母と子の関係ではなく、まるで自分の頭脳を
利用する為に作ったという表現を繰り返し唱えられ、麗美は
自分は望まれていない子供なのではないかと考える。
何をしても人生は退屈だと考えていた麗美は奇っ怪な行動を
取るも、全ては計算尽く。
そんな中、鬼塚が元暴走族で、大検にも職員試験にも替え玉
を使って受かったのではないかという噂がPTAにも流れる。
それを聞いたPTAは鬼塚に解雇を要求するが、勅使川原がある
条件を満たせばこのまま在籍させて欲しいという。

今回は中ボス、神崎麗美の事情が描かれた。

麗美にとっては過去の学校で起きた事件が発端と言うよりも
家庭での親子関係が問題のようで、まるで金儲けのためだけに
生んだとされる麗美への母親の扱いを通して、今の性格・心情に
至る彼女の様子が描かれた。

何故学校や国絡みで、特別な扱いをしているのか。
麗美の秘密とは、なんと海外の優秀なDNAを使って、母親が
生んだ人物だと判明する。

国が特例措置でそんな子供の存在を認めているのであれば、
特別な教育システムの下で育てても良いのではないかと思わせる
ものがあるけど、あくまで一般人の中に紛れ込ませて育てて
サンプルでも取りたい意図が有るのだろうか?彼女が特別な
存在であるという事をもっと前から描くべきで、今回になって
いきなり国の特別優遇人物みたいな扱いには、かなりの違和感
が残る。

なんとなくこのネタを見ると韓国のマスコミが以前に室伏広治
さんの事を取り上げた記事を思い出す。
韓国の新聞では、室伏さんの父親の五輪メダルへの執着という
事で取り上げられた事だけど、何としてでも五輪でメダル
を取るために優秀な海外のDNAを取り入れるために外国人
アスリートの女性と結婚して子供を産ませたとの悪意有る風に
取り上げていた事がある。そんな酷い事を書く韓国のマスコミ
を提訴しないのだろうかと思った事があるけど、その時は特に
問題にはならなかったのかな。

麗美が鬼塚と遊園地で楽しむ際には、一癖も二癖もある展開が
用意されて、まだまだ鬼塚を操作するような策略が有るのか
と思ったけど、意外とそのまんまの展開で鬼塚を頼る姿が
有った。
まぁ上手い事ドラマとして機能したのは、鬼塚を排除しようと
する教師たちの陰謀や雅たちの行動の流れに、反発する様な
形で麗美がそれを眺めていた事だろうね。

正直ドラマとしてはむちゃくちゃだったけど、本田翼さんが
可愛いのでもう何でも許せるみたいな展開だった。
流石に模試の件は強引だけど、生徒のために血を流せる教師が
この中に居るのかという問いかけには、上手く教師自身の
態度に訴えかけるものが有るのではないかなという感じがする。