GTO (2012年7月期・フジ・火曜22時枠) 原作：藤沢とおる『GTO』『GTO SYONAN 14DAYS』（講談社 週刊少 年マガジン・コミックス刊） 脚本：深沢正樹 ほか プロデューサー：河西秀幸（関西テレビ）、山本喜彦（MMJ） 演出：今井和久 ほか 主題歌『24karats TRIBE OF GOLD』歌:EXILE TRIBE http://www.ktv.jp/gto/index.html

第11話 さらば鬼塚生徒全員が涙！最後のグレート
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鬼塚は脳動脈瘤が見つかり一刻も早く治療の必要性がある事
を知る。それを知った弾間は鬼塚が生徒の元に行くのを止める
が、自分にはやるべき事が有るとし、体のことは自分が一番
よく分かっているとするが・・・

管理教育とは名ばかりの洗脳に近い渋谷の姿。
そんな彼が手榴弾にナイフ、そして暴走族を率いて文化祭を
壊し、最終的には暴力で制するという展開。
母親の愛情を勝ち得るために、渋谷が行動を行うのも、血の
つながりが無いという不安の裏返しがあるのか。

母親の子育ての破綻の問題は麗美ちゃんのエピソードでも描か
れていたので、またしても信念という名の下でエゴを貫き通す
大人の姿を見せられたという感じだけど、人は何人からも
束縛される事は無いとする管理教育のネガティブな一面を
抽出し、自分の息子さえ管理する事の出来ない教育者に学校を
率いることなど出来ないとして、主張していく。

色んな主張がてんこ盛りで、相変わらず、セリフ先行型のもの
が有ったし、一人の教師がスーパーマンの様に負担を強いられて
いく中で、最後は恩返しとばかりに微力ながらも団結して
先生が傷つくのを防いでいく。

もうお腹いっぱいのドラマだったけど、二時間スペシャルの
予告を見てかなりの食傷感と疲労感が交錯する。

このドラマが日本では一番視聴率が取れるという事なので、
日本のドラマ界は今後とも家電同様ガラパゴス化の道を進んで
行きそうな感じもする。

生徒達は美男・美女が揃っているので、それだけで満足感
を得られるものも多いのだろうね。