ハンチョウ〜警視庁安積班〜 シーズン5
(2012年4月期・テレ朝・月曜20時枠)

脚本:大川俊道、いとう斗士八、安井国穂、岡芳郎
プロデューサー:橋本孝、遠藤正人
演出:酒井聖博、村田忍、竹村謙太郎、竹園元
音楽:遠藤浩二

http://www.tbs.co.jp/hancho/
https://twitter.com/#!/hancho_hancho





第3話 遺留品1000万円の謎!?
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階段から落ちて意識不明の状態になった塚本。
所持品を見るとなんとバッグの中には出所不明の1000万円を
手にしていたことが分かる。調べていく内に、塚本が金に困って
いた事からも、一体何故こんな大金を持っていたのか気になり
安積班が捜査に当たることになる。

悪いことは必ず白日の下にサラされるとばかりに、関係のない
流れから事件が発覚してしまい、そこから芋づる式に犯行が浮
かび上がってくるという内容だった。

病気の息子を誘拐されたことや、実家の母親が病気で治療費を
捻出するために事件を犯すもの、そして夢破れたものに対する
フォローの流れなどを含めて人情派のドラマとして設定自体は
悪くはない。

犬の誘拐に対して一千万円を捻出できる人もいれば、親の治療費
を払えないとする対照的な立場の人間を登場させることで、
多少皮肉な感じにも写るし、華やかそうに見える元コメディアン
でイタリアンレストランチェーンの男性の中にも、トラウマに近い
傷を抱えているということで、同情すべき余地はいろんな所に
散見する。

ただハンチョウ安積の存在感が殆どなく、どうしても一刑事に
しか感じられない弱点が存在していることも確かで、他の三人
の刑事とはそれ程捜査方針の違いが無い分、すんなりドラマを
受け入れられるものの、目立った特徴もなくドラマが進行して
しまうところはちょっぴり悲しい部分。

しかも鑑識の人たちは、調べるごとに安積などに何かを奢れみた
いな口ぶりだけど、それがあなたたちの仕事なんだから、いち
いち恩着せがましいことを言わなくてもいいんじゃないのかと
いう感じもする。

完全に便利屋的部署に成り下がった分、捜査としてはやりやす
そうだね。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、特捜一係・警部補)
尾崎誠 …… 小澤征悦 (38歳、特捜一係・警部補)
小池竜也 …… 福士誠治 (25歳、特捜一係・巡査)
結城沙緒里 …… 比嘉愛未 (25歳、特捜一係・巡査)

丸岡喜一郎 …… 六平直政 (48歳、鑑識課)
木村千春 …… 加藤夏希 (24歳、鑑識課)

城戸章弘 …… 合田雅吏 (41歳、捜査一課管理官)
真山塔子 …… 高島礼子 (45歳、捜査一課長。警視正)
川口総太郎 …… 里見浩太朗 (58歳、警視監・刑事部長)

泉田武史 …… 石井正則 (元コメディアン、現イタリアンレストラン)
生稲幸代 …… 水野久美 (泉田の東京の母、犬が誘拐される)
塚本浩平 …… 山田悠介 (階段から突き落とされる)
津久見大地 …… 柄本時生 (塚本と肩がぶつかり・・)
彩 …… 葵 (塚本の元彼女、料理学校で出会う)
岡部 …… 松村利史 (塚本と同じバイト仲間)
泉田優太 …… 西村晴紀 (泉田の息子、糖尿病)

角谷栄次、芦沢孝子、松村真知子、古賀清、岩寺真志
大須賀王子、熊澤洋幸、松原陽子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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