ハンチョウ〜警視庁安積班〜 シーズン5 (2012年4月期・テレ朝・月曜20時枠) 脚本：大川俊道、いとう斗士八、安井国穂、岡芳郎 プロデューサー：橋本孝、遠藤正人 演出：酒井聖博、村田忍、竹村謙太郎、竹園元 音楽：遠藤浩二 http://www.tbs.co.jp/hancho/ https://twitter.com/#!/hancho_hancho

第7話 ５年前の真実…完結編
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ケニーと逃走した尾崎は殺人幇助の疑いで指名手配され、ジョ
ーノの遺体の発見された壁の中から尾崎の銃から発砲された
弾丸が見つかり、ますます立場が悪くなっていく。
安積はなんとかして尾崎を助けたいと考えるが、なかなか捕ま
らない中で、小池や結城に対して、ひき逃げ事件の件を優先して
捜査するよう命じていく。

5年前に起きた尾崎の銃にまつわる事件の顛末とはいったい何だ
ったのか。
そしてケニーが被疑者とされたひき逃げ事件の真相は何なのか。

殆どサプライズらしいサプライズも無く、前回提示した証拠を
元に人物を追いかけて捕まえ、そして自供させていくもの。

仲間であることを示すために、自ら歩み寄る形で、ハンチョウ
の無謀にも思える捨て身の作戦によって尾崎を助けていく。
信頼感を得るには必要不可欠の行動を取ったという格好だった
けど、一話の頃尾崎が無謀にも銃弾を恐れずに結城らを助けに
いったようなシーンを再現した様な感じにも思えるし、その時の
尾崎に対する安積の態度とを比較して見ると面白いのかも知れ
ない。

事件自体よりも気になるのは、役割とはいえ真山がやたらと
特捜一係を目の敵にして潰そうとしている事実が気になる。
そんなに彼女にとって目の上のたんこぶに感じるものだろうか。
捜査一課の捜査を邪魔している様にも思えないし、活躍される
事が邪魔だとするのならば、相当了見が狭いというキャラクター
に思える。

そして木曜日の子供の件でも少しずつ明らかにされ、これも
また過去の出来事に起因する様だけど、70年代の反体制組織が
復活すると言っても、当時組織の核心だったとする人物は相当
年齢的にも上になっているだろうし、未だに尾崎や小池、結城が
特捜一係に呼ばれた理由に関しては何なのかよく分からない
ものが有る。

「相棒」に出てくる70年代・安保闘争・全共闘世代の仲間が集結
したとするテロリスト集団"赤いカナリア"も、現代に於いては
殆ど活動している人物も無かったし、ここに来て復活するという
のもやや不自然な感じもする。