ハンチョウ〜警視庁安積班〜 シーズン5
(2012年4月期・テレ朝・月曜20時枠)

脚本:大川俊道、いとう斗士八、安井国穂、岡芳郎
プロデューサー:橋本孝、遠藤正人
演出:酒井聖博、村田忍、竹村謙太郎、竹園元
音楽:遠藤浩二

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https://twitter.com/#!/hancho_hancho





第12話 衝撃!キングの正体
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都内の五カ所に爆弾を仕掛けたと犯人から電話が鳴り、それを
阻止したければ、正午まで川口を晴海埠頭に連れてこいと
連絡が入る。爆弾の件を口外すればパニックになるとして、
この件は内密に調べていくと共に、三神を逮捕出来る唯一の
チャンスだとして、川口は安積と共に埠頭に行く決意をする。
しかし町村を事情聴取していた小池は、自分も三神が犯人では
無いと思っている事を告げ、協力を求めると、彼は神田の
ポパイというネットカフェに居るという。亜希子もまた
三神は絶対に爆弾犯ではない事を告げ、罪をかぶせようとし
ているだけだとして、沙緒里に助けを求める。

果たしてキングは川口なのか。
そして犯行を繰り返しているのは三神なのか。

三話にまたがって一連の事件を描いたこともあり、かなり間延
びしてしまった印象も多く、爆弾は五カ所に設置してあると
しているのに、誰も入居していない美濃部工業の跡地に爆弾が
仕掛けてあり、それを解除しただけで、安積も川口も安心した
様な状況に陥ってしまっている所がなんとも違和感がある。

殆ど安積の推論だけで物事が進んでおり、二度の爆弾での
繰り返しの演出によって構成されているという点でかなり物足
りなさを感じる。

そして何よりも警視庁内部に犯人と内通するものが居るのでは
ないかとする疑いが、単に川口の知らない所で情報が漏れていた
とするオチだった点は、かなりマヌケに写った。

そもそも川口がかつて平和活動家として参加していたという
時点で今の地位に居座るのは難しく、入社前の身上調査で
引っかかるようにも思うんだけどね。

上司の刑事が犯人ではないかとする疑心暗鬼な状況になる所や、
犯行を別人になすり付け、その人物が怪しく行動を起こしてい
る所など、形は違えど土曜の日テレのドラマ「三毛猫ホー
ムズの推理」の最終話のエピソードと類似する所も多い。

三神の説得に関しては上手く安積らしさが出ていたと思うけど、
最後は放映時間がなかったのか、物証を提示せず観念したよう
に若林公康が全てを語り始めてしまう辺りも、長い事ネタと
して引っ張った割には物足りないオチだった。

安積剛志 …… 佐々木蔵之介 (42歳、特捜一係・警部補)
尾崎誠 …… 小澤征悦 (38歳、特捜一係・警部補)
小池竜也 …… 福士誠治 (25歳、特捜一係・巡査)
結城沙緒里 …… 比嘉愛未 (25歳、特捜一係・巡査)

丸岡喜一郎 …… 六平直政 (48歳、鑑識課)
木村千春 …… 加藤夏希 (24歳、鑑識課)

城戸章弘 …… 合田雅吏 (41歳、捜査一課管理官)
真山塔子 …… 高島礼子 (45歳、捜査一課長。警視正)
川口総太郎 …… 里見浩太朗 (58歳、警視監・刑事部長)

樋口亜希子 …… 井上和香 (雅也の元彼女、スーパー)
町村良平 …… 内野謙太 (雅也の親友、町村写真店)
三神雅也 …… 郭智博 (25歳、父・慎太郎、母・今日子)
原田邦暁 …… 並樹史朗 (58歳、原田パシフィック貿易)
内藤彰 …… 野口雅弘 (57歳、内藤破砕土木建設社長)
坂元英樹 …… 奥田達士 (享年44歳、公安一課・係長)
稲垣徹 …… 清水紘治 (58歳、イーストアジアプレス)
養護施設長 …… 鶴田忍 (ほのか園、雅也が幼少期過ごす)
若林公康 …… 田村亮 (外務省特別大使・キング)
三神の幼少期 …… 滝田匠
三神の少年期 …… 澤田怜央

白石朋也、伊藤友樹、平田裕一郎、友倉由美子、橋野純平、
里見まや

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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