早海さんと呼ばれる日
(2012年1月期・フジ・日曜21時枠)

脚本:大島里美
演出:河野圭太、城宝秀則
編成企画:水野綾子
プロデューサー:貸川聡子、山崎淳子

http://www.fujitv.co.jp/hayamisan/





第3話 お義母さんは、なぜ家族を捨てたの?
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優梨子はスーパーで買い物をしていると、財布の中に金が入っ
ていない事を知る。今まで財布の中身、商品の値段を見て
購入したことのない優梨子はその愚かさに気がつくも、時は
既に遅く、次の夫の給料日までに一家6人を1万円で乗り切ら
ねばならないことを告げる。恭一は現状を家族のみんなの前で
報告し、協力するよう求めるが・・・

今回は家族の中でも一番傷ついて居るであろう四男のエピソー
ドに触れる話だった。
母親の言い分も全く分からないでもないが、やはり四男の姿を
見ると無責任の様にも感じてしまう所もあるし、一度窮地に
立つことで一人一人に役割を実感させていくという流れは悪
くない。
それらが微妙に絡み合い、複雑なテイストを生んでいるのは
確かだ。

ドラマを見ていると、一昔前のホームドラマを見ているよう
で懐かしさを覚える部分がある。
父親は働かず、口だけは一人前。
口だけで説き伏せられないことが分かると、途端に子供達
との間でとっくみあいになり、お約束のようにして障子やら
襖などを破っていくのである。

お金を稼ぐことの出来ない中学生の苦肉の策として使った
オークションでの販売なども今時の子供らしい狡さと、
その裏で感じる不憫さが同居している感じ。

ただなんといっても優梨子の順応性の早さには頭が下がる。

10日1万円までもう少しだったわけだけど、最初から節約
意識を持って彼女に任せていれば、無事恭一の給料だけで
一ヶ月は乗り切れるハズである。

夫の住んでいる街を自分の街にしたいと願う優梨子の可愛ら
しさが際だつものだったな。

金井(早海)優梨子 …… 松下奈緒 (29歳、一人っ子)
早海恭一 …… 井ノ原快彦 (35歳、長男、玩具「TOYMOND」)
早海研二 …… 要潤 (30歳、次男、派遣)
早海馨 …… 中丸雄一 (21歳、三男、就職活動中)
早海優三 …… 森永悠希 (14歳、四男、中学生)
早海恵太郎 …… 船越英一郎 (59歳、父、純喫茶「ガテマラ」を経営)
早海陽子 …… 古手川祐子 (58歳、母)
金井拡 …… 中原丈雄 (60歳、優梨子の父、野室商事専務取締役)
金井満智子 …… かとうかず子 (59歳、優梨子の母)

武藤茂雄 …… 梨本謙次郎 (59歳、常連客)
石田源造 …… 渡辺哲 (63歳、常連客)
入江亜季 …… 山口紗弥加 (パン屋)


清水昭博、桜井聖、松本隆志、枝元萌、最所美咲、林裕子、
後藤あずさ、松井茜、大輪教授

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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