早海さんと呼ばれる日 (2012年1月期・フジ・日曜21時枠) 脚本：大島里美 演出：河野圭太、城宝秀則 編成企画：水野綾子 プロデューサー：貸川聡子、山崎淳子 http://www.fujitv.co.jp/hayamisan/

第5話 私も、死んで帰らないから！
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馨は面接に落ち続けることで煮詰まってしまい、問題は家庭
環境にあり、父親のせいだと言い始める。それを聞いた優梨子
は、馨の頬を殴り彼は喧嘩して家を出て行く。
ネットカフェで一晩を過ごす彼。優梨子は責任を感じて、
玄関のドアの鍵を閉めずに一晩中待っているが・・・

就職という機会を通して自分のやりたい道を模索していくもの。

家族の優しさに触れながらも、プライドが邪魔してなかなか
家に戻れない状況の中で、上手いこと優梨子を仲介役として
利用し、ドラマの落ち着き処を探していく内容だった。

金井家が誤解していたであろう早海家の人間と触れあわせる
ことで、少なくとも両家族の関係が近付いたであろう事は
明らかだし、一番年上からも可愛がらせそうな人物である馨
を通して、早海家の家族の人間性を提示することにも繋がって
いると思う。

自分のやりたい事が、大学を出たことで逆に不利に働いてし
まうというのも不思議な話だけど、人生の先輩である金井拡
だったり、優梨子からの話を聞いて、現状を打開していくと
ころなど、上手くできていると思う。

恵太郎節も健在。
名前に込められた意味に関しては、確かに誤解を生むような
名前の付け方だよね。
父が影で馨のことを思っている事実をもう少し上手い形で
伝われば良かったけど、最後はちょっぴりばたつき感も有って
全てが上手くは行かないかな。

次のエピソードになりそうな、優三のネタや研二のネタも
しっかり興味として存在している。研二がフラれたのも自業
自得ではあるけど、亜季が研二に繋がっていくとは思わなか
った。