早海さんと呼ばれる日 (2012年1月期・フジ・日曜21時枠) 脚本：大島里美 演出：河野圭太、城宝秀 編成企画：水野綾子 プロデューサー：貸川聡子、山崎淳子 http://www.fujitv.co.jp/hayamisan/

第10話 何より大事なものができました
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父親が再生を果たすために店のリフォームを選択するが、それ
が詐欺だと判明。更に恭一は企画から外されたことで、自分の
不甲斐なさを妻の優梨子にぶつけてしまった事から、陽子に
続いて今度は優梨子までも家を出て行ってしまう。

いよいよ最終話。
果たして優梨子と恭一はよりを戻すのか。
そして早海に存在する数々の問題は解決していくのか。

夫婦の問題に於いては陽子という先例があるので、それを踏襲
しつつ、同じような過ちは犯さないよう誘導していく流れだった。

恭一自身の性格に対して問題を指摘しつつも、それが長所でも
有り人間性にも繋がっているという事も有って、夫婦関係に
於ける初心を思い返させて、上手いこと取り繕っていく。

恭一夫婦と陽子と恵太郎の流れが決定的に違うのは、まだ二人
が新婚であると状態故に、比べるべき問題の大きさには違いが
あるとは思う。
前途多難さは感じるけど、これくらい事で別れるという選択だけ
はして欲しくはないなと。

何と言っても諸悪の根源で有り一家の大黒柱の父・恵太郎自身に
問題を認識させ、優梨子が如何にこの家庭では特異な存在で有り
そしてひまわりのような存在であった事を語らせる所に意味が
有ったのだろう。

例え家族・兄弟で有っても他人の気持ちはなかなか分かるものが
無いと言うことで、コミュニケーションの必要性を訴えるものが
有り、ありがちだけど悪くはない流れだった。

優三の問題は完全にオチとして利用されてしまったね。